塾なしで京大現役合格した話

塾へ行かずに京大受験に挑み、見事現役合格しました。

【国公立理系】京大生厳選!3年生の1学期中にすべきこと3選【夏休み前】

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 受験戦争が激化する昨今、「夏休みを制するものが受験を制す」と言われます。確かに、夏休みの問題演習をどれだけ突き詰められるかは、合否を大きく左右します。

 しかし、そんな夏休みを有意義に活用できるかは、夏休みまでの4~6月にどれだけ基礎力を鍛えられるかにかかっています。

 今回は、その3ヶ月間で何をすればいいのか、実際の経験に基づいて、明確な理由とともに紹介していこうと思います。

 

目次

 

大前提

 まず、大前提として4~6月のテーマは、「如何に夏休みの勉強効率を向上できるか」です。

 いくら夏休みといえど、たかが1ヶ月です。学校によっては半強制的な補講などの影響でもっと短いこともあります。

 皆さんが思っている時間の半分もないと考えてください。

 そんな貴重な夏休み、「辞書をめくる時間」「問題集の解説が理解できなくてチャート式やFocusGoldを見返す時間」に取られて悔しくないですか?

 これらの時間をどれだけ減らせるかが、この3ヶ月に関わってくるのです。そのことを踏まえて、何をすればいいのか見ていきましょう。

1.英単語

 兎にも角にも、まず英単語を徹底的に覚えましょう。

 先ほども触れましたが、長文問題演習にかかる時間の半分は「辞書をめくる時間」だと言っても過言ではありません。

 単語を覚えていない人の例を考えてみましょう。英単語が苦手な人は、だいたい30語に1つくらいの割合で分からない単語が出てきます。

 だいたい1単語調べるのに30秒かかります。じゃあ1000語の長文を読み終えるまでに辞書に費やす時間はどれくらいでしょう。

 ずばり20分弱です。20分あれば、英単語を覚えている人ならもう1つ長文が解けるはずです。

 つまり、英単語を覚えているだけで、夏休みに解ける長文の数が2倍になるんです!適当な概算ではありますが笑

 これだけでも、英単語を後回しにしてはいけない理由が分かっていただけたと思います。

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2.数学の基礎問題

 2つ目は、数学の基本問題を徹底的にたたき込むことです。これは、先ほどと同様に、夏休みの勉強を効率化させるという理由も1つとしてあります。

 しかし、もう一つ理由があります。それは、ちんたらやっていては物理的に間に合わないという点です。

 理系数学の範囲は膨大で、大学受験科目の中でダントツです。そんな数学を後回しにして、他の教科に時間を使ってみてください。

 受験までに完成させるのは、絶対に不可能です。本当に間に合いません。そしてそれは、受験の失敗を意味します。

 特に、高2まで勉強をサボってきた受験生!今日から死に物狂いで数学の基本問題を解きまくってください!

 理科や社会を後回しにしてでも、まずは数学の基本問題を夏休みまでに仕上げてください!

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3.物理の基礎

 これも数学とほとんど同じ理由です。ただ、できている人がほとんどいません。

 僕は現役時代、高2からの数英貯金で時間にゆとりがあったため、部活引退後すぐに物理を勉強し始めました。

 これが思っていた数倍きつい...物理にはある程度自身がありました。でも、応用問題には全く歯が立ちませんでした。最終的に、当初予定の2倍ほどの時間を要しました。

 もし後回しにしていたら、物理が完成しないまま入試に臨んでいたはずです。

 周りもそうでした。僕のクラスメイトのほとんどが、数学、英語に専念するあまり、物理を後回しにしていました。それにより何が起きたのか。

 全員、物理が弱点のまま、入試に臨む結果になったのです。これは現役生あるあるです。「数英をとにかく頑張れ」と言われることが原因だと考えられます。

 物理というのは、基本問題と応用問題の難易度の乖離が、極めて激しい科目です。定期テストで簡単にいい点が取れたからと言って、勉強を疎かにしてしまってはいけません。

 物理が得意な人でも、1日1時間半ペースで勉強して半年はかかると思っておいてください。

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まとめ

 ここまで、高3の4~6月に何を勉強すればいいかを紹介しました。勝負の夏休み、その成功を左右する3ヶ月を有意義に過ごしてください。

  以上、七瀬優希でした~

 

【国公立受験はこれだけ】勉強ができる人を支えるたった3つの力

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 「あいつは何であんなに勉強ができるんだ?」そう思ったことありませんか?

 この疑問には様々な答えが存在します。今回は、これまでひたすら勉強してきた経験を振り返って、たどり着いた僕なりの答えを紹介します。

 それは「勉強ができる人、いわゆる天才は根本的な3つの力を持っている」ということです。

目次

 

3つの力とは

 では僕が考える3つの力とは何なのか。それは、「知識力」、「理解力」、「連想力」です。

 問題を解くにあたり、この3つの力は不可欠にも関わらず、このうちどれか、または複数を持ち合わせていない学生が多いように感じます。

 それが、「いくら勉強しても成績が上がらない」という珍現象を起こしているんです。

 逆にこの3つの力を日頃から意識して勉強するだけで、めきめきと成績があがっていくはずです!

 それでは、この3つの力を詳しく紹介していきます。重要なものから順番に載せていますので、この順に身につけていきましょう。

1.知識力

 まずは知識力についてです。知識力とは、その人の知識量のことですね。これは参考書に載っているような「暗記事項」から、問題集を解くことで得られる「経験値」など、様々な記憶を含みます。

 なぜ知識力が重要なのか、当然分かりますよね。知識がない状態からは何も生まれないからです。

 例えば、四則演算に関する知識がないのに、微分の問題が解けるでしょうか?不可能です。問題の理解すらできません。

 どんなにIQが高くても、入試問題が簡単に解けるわけではありませんよね。逆に知識さえあれば、一気に問題が解けるようになります。

 まずは知識力を向上させることから始めましょう!

 身につける方法はただ1つ。正しい方針で勉強することです。当ブログでも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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2.理解力

 知識力の次に重要なのが「理解力」です。これは、新しい概念、仕組みだけでなく、問題文を理解する力のことです。

 勉強ができない人に多い悩みとして、「問題が理解できない、イメージできない」ということがあげられます。これは理解力が足りていないことが原因です。

 例えば、どんなに数学の知識に長けていても、入試問題のような複雑な問題設定が理解できなければ、問題を解くことはできませんよね。

 このように非常に重要な「理解力」ですが、どのように鍛えていけばよいのでしょうか。2つ方法があります。

 1つ目は、応用問題を解く際に図式化を行うことです。

 この方法のメリットは、図式化に慣れることで、問題文を構造的に理解できるようになる点です。特に理系科目に、図式化が有効な場合が多いので試してみてください。

 2つ目は、参考書や解説を自力で理解しようとすることです。

 参考書や解説って、たまに非常に難解な文章が出てきませんか?こういった文章に出会ったとき、すぐに先生や友達に聞いてはいけません。

 まずは自力で理解することを試みてください。気が滅入る上、時間がかかるとは思いますが、確実に理解力が上がるのでぜひ行ってください。

3.連想力

 ここまでの2つの力を習得した上で、仕上げとして鍛えていかなければならないのが、「連想力」です。

 なぜ連想力が重要なのでしょうか。それは、「問題を解く」という行為は、1を100にする作業だからです。

 問題を解く上でよく、ひらめきが必要だと言われませんか?これ、実は半分間違っています。

 確かに問題を解く際、問題文を十分理解した上で何かしらの糸口を見つけなければいけません。

 しかし、この「何かしらの糸口をひらめく」という行為は、0から1を生み出しているのではありません。1を100に増やしているんです。

 例えば、京都大学の有名な難問に

素数p,qにおいて、(pのq乗)+(qのp乗)が素数になるような組み合わせを求めよ」

という問題があります。一見膨大な当てはめ作業が必要に感じます。

 しかし、連想力を持っていればそれほど難しくないんです。

 この文章の1つの要素、「素数」に注目してください(これが今回の1です)。素数と言えば?

  • 2以外が奇数
  • 1は含まない
  • nが素数の時、mnは素数ではない(m>1)

これだけ連想できれば十分です(これが今回の100です)。「2以外が奇数」なら、p,qがともに2でないとき、pのq乗、qのp乗はともに奇数だから、和は偶数(=2)になる。すると矛盾しちゃうんです(p,q>=3より、和は>2だから)。

 よってp,qどちらかが2であることがわかります。連想の破壊力が分かっていただけましたか?

 このように連想力によって、問題文のある要素(=1)を連想によって膨らませ、糸口(=100)を見つけることが非常に重要なんです。

 皆さんの経験でも、「あれ、なんでか分からないけど解けたな」というときありませんか?これは無意識的に、連想が成功していたためなんです。

 これを意識してできるようになったら...考えただけで鳥肌が立ちますよね。

 では、連想力をどうやって鍛えればいいのでしょうか。僕が実践していた方法を1つ紹介します。

 それは、応用問題を解くときに、要素(=1)と連想(=100)を意識することです。日頃から意識すると、意外と簡単に身についてしまいます。

 勉強ができる人も、無意識のうちにこうやって考える癖がついていると考えられます。彼らにできてあなたにできないはずはありません!

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まとめ

 ここまで、いわゆる「天才」と呼ばれるような人が持っている3つの力について解説しました。

 特に「連想力」には僕もかなりの時間を割いてきました。応用問題の糸口をつかめるかどうかはこの力にかかっていると言っても過言ではありません。

 ぜひ皆さんも3つの力を意識して鍛えてみてください。

 以上、七瀬優希でした~

【国公立の明暗】大学受験に合格する人の意外な特徴5つ

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 「あいつって本当に勉強できるよなー」と皆に思われていたのに、第1志望に落ちてしまったような人は数多くいます。

 クラスメイトにとってはかなりの衝撃です。もちろん、本人もまさか落ちるとは思っていなかったことでしょう。

 しかし、蓋を開けてみると、現役で合格した人と、なぜか落ちてしまった人には明確に差があったように感じます。

 今回は、意外と知られていないような受かる人の特徴を紹介します

 

目次

1.スマホゲームに熱中していない

 まず、これは本当に当てはまります。受かる人ほどスマホゲームをほとんどせず、落ちてしまう人ほど熱中している傾向にあります。

 なぜ、スマホゲームに熱中すると合格しづらいのでしょうか?それは、ゲームの世界で達成感を感じてしまうからです。

 ゲームって、現実世界に比べて簡単に課題をクリアできますよね。すると、その達成感で満足してしまい、現実世界の物事にやる気が見いだしづらくなってしまうんです。

 また、ゲームをすると過剰の集中力を使うため、脳が疲れてしまいます。これも勉強から遠ざかってしまう原因です。

 僕も未だにスマホゲームはあまりしません。客観的に見たとき、「俺は何をやっているんだ!?」と感じてしまうからです。ゲームはほどほどがいいですね。

 しかし、決めた時間の範囲内であれば、YouTubeInstagramなどの情報摂取型娯楽を楽しむことはとてもいい、と僕は考えています。

 なぜなら、こちらは達成感ではなく、幸福感を得られるものだからです。

 YouTubeなどで好きな俳優や、女優、アイドルなどの動画を見ると癒やされますよね。すると、脳がポジティブになって、「よし、頑張ろう!」と勉強に前向きになれるんです。

 スマホによって簡単に達成感が得られてしまうような習慣は避けましょう。

2.ちゃんと寝ている

 かつては、寝る間も惜しんで勉強することが美徳として考えられていました。しかし、睡眠時間を削ってまで勉強することは、かえって非効率です。

 現役合格するような人ほど、最低でも7時間は寝ています。皆さんはどうですか?6時間未満であれば、すぐにその習慣をやめましょう。

 睡眠も勉強のうちです。睡眠には勉強における2つの働きがあります。

 1つは、記憶を定着させる働きです。人間は寝ている時、その日の出来事を整理し、重要な出来事を長期記憶として保管します。勉強には欠かせません。

 もう1つは、脳機能を回復させる働きです。睡眠中、脳では修復作業が行われていて、蓄積された疲労を取り除いています。

 つまり、十分な睡眠が取れなければ、集中力が低下してしまう原因になるんです。

 実際、僕の高校時代の友人にも、睡眠より勉強を優先した人が何人かいましたが、残念ながら不合格でした。睡眠を甘く見た代償かもしれません。

 このように、睡眠は勉強において重要な、記憶、集中力を司る働きがあります。皆さんも睡眠を疎かにせず、ちゃんと寝る習慣をつけましょう。

3.1人で勉強している

 受かる人ほど、「皆で一緒に勉強」することの恐ろしさを知っているため、1人で勉強します。僕も現役時代そうでした。

 なぜなら、友達と一緒に勉強することほど非効率なことはないからです。

 友達がいると、ただでさえ集中力が乱れてしまいます。話しかけられたら、無視するわけにもいかないので会話します。

 さらに質問されようものなら、1問で10分以上時間を取られかねません。ちょっとずつ自分の時間を搾取されているんです。

 受かる人たちは、友達と勉強することを「勉強」だと思っていません。「息抜き」として捉えています。

 くれぐれも皆で勉強することを、「勉強」だと勘違いしないように気をつけましょう。

4.人に勉強を教えたがらない

 意外かもしれませんが、第1志望に受かる人ほど、あまり人に勉強を教えません。

 これも先ほどと同様に、自分の時間が取られてしまうからです。受かる人ほど、自分の時間を大切にしています。

 また、進んで勉強を教えてくれる人がよくいます。しかし、そういう人は自分の承認欲求を満たしたいだけです。

 辛口になりますが、勉強を教えたがる人ほど「自分はこんなにも勉強ができるんだ!」と周りに知ってもらいたいだけの場合が多いです。

 勉強を教えることで承認欲求を満たしてしまうと、今の学力で満足してしまい、勉強モチベが下がりがちです。気をつけましょう。

5.行事にはちゃんと参加している

 意外とこれは核心を突いていると感じます。大学受験に合格する人ほど、学校行事にはちゃんと参加している人が多いです。

 「行事は勉強の妨げだ」などと考えられがちですが、それは違います。行事は受験生にとって、大切な息抜きになるからです。

 受験というのは長い戦いです。長期間休むことなく勉強し続けるには、かなりの忍耐力が必要になってきます。

 その持久力の回復に役立つのが、行事参加による息抜きです。イレギュラーなイベントに参加することで、脳をリセットすることができます。

 逆に、行事の最中にシス単を覚える、行事の練習をサボる、ような人は「勉強を優先している」という行為に満足している傾向にあります。

 年に一回の行事よりも勉強を優先してしまうような余裕のない人は、なかなか合格できません。受かる人ほど、計画を立て、余裕を持って行動しているからです。

 気持ちをリセットするためにも、また思い出作りのためにも、行事にはちゃんと参加しましょう。

まとめ

 ここまで、合格する人に共通する特徴を個人的な経験を元に紹介してきました。全体を通してみると、「受かる人はメリハリをきちんとつけて、余裕がある」と言えそうですね。

 お読みいただきありがとうございました。 以上、七瀬優希でした~

【国公立 現役合格】成績伸びない人が見落としている5つの原因

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 成績が伸びない...こんな悩みを先生に相談すると必ず返ってくる言葉があります。「勉強した結果は遅れてやってくるから安心しなさい」です。

 確かにこれは正しいです。僕の経験から言っても、勉強を本格的に開始した早くとも3ヶ月後にならないと、結果は目に見えて現れません。

 しかし、冷静に考えてみてください。もしあなたに成績が伸びない原因が存在しているにもかかわらず、3ヶ月後に成績が伸びると信じて(伸びるはずもないのに)待っていたらどうなるのか。

 皆さんは、成績が3ヶ月後に伸びることを待ちながらも、自分に伸びない原因がないのかをしっかり確認すべきなんです!!

 今回は、成績が伸びない人に多い原因を、改善重要度順に紹介しようと思います。

目次

1.基礎の抜け落ち、決定的な弱点がある

 これは見落としがちですし、見ないフリをしている人も多いんじゃないでしょうか。

 弱点をほったらかしている人、また長期間触れていない単元がある人に多い原因です。これは模試などを見れば一目瞭然なので、今すぐ取りかかってください。

 基礎は重要だと耳にタコができるほど言われているとおもいますが、みなさんが思っている10倍は重要です。

 建築現場がいい例です。基礎工事を疎かにしてしまったが故、10年後になって住宅が傾き始めたという衝撃の事件が過去にあります。

 基礎を疎かにしてしまうと、先の重要な場面、もしかしたら入試本番でボロが出るかもしれません。そうなってしまっては手遅れですよね。

 基礎の抜け落ちがないよう、まんべんなく勉強しましょう。

2.応用力、抽象化された知識の欠如

 これは真面目な子、基本に忠実な子に多い原因です。

 「基礎が重要」と思い込むあまり、なかなか応用に進まない人がたまにいます。確かに基礎は重要ですが、応用力が無いと、少しでも発展的な問題には歯が立ちません。

 応用力というのは、いわば基礎知識の昇華です。基本問題演習で身につけた知識を利用して、より難しい問題を解く力を指します。

 これは応用問題を解くことによってのみ、身につく力です。基礎ならず、応用も怠ってはいけません。

 これに同じくして重要なのが、知識の抽象化です。これは、問題演習などで学んだ知識、解法をより抽象的にすることで、より応用しやすい知識にすることです。

 例えば、地理。オリーブオイルの生産は、イタリア、ギリシャなどの地中海沿岸、カルフォルニア、チリなどです。頻出知識ですので、覚えておきたいところです。

 でも、「オリーブオイルは乾燥地域で栽培可能」という知識さえあれば、さして覚えなくてもいいんです。そして、オレンジの原産地も同様に覚えることができます。

 抽象化させるだけで、より高度な問題を解けるようになるばかりか、知識の暗記量も減らせるんです

 基礎がある程度終わっているなら、応用問題演習、知識の抽象化に取り組みましょう。解ける問題が一気に増えるはずです!!

3.初見問題に慣れていない

 これはある程度成績がいい人に多いかもしれません。

 よく「問題集は何度も繰り返せ」と言われます。これは大変正しい教訓です。なぜなら、何度も繰り返さない限り、知識が身につかないからです。

 ただ1つ欠点があります。それは「初見問題が解けなくなる」という点です。

 応用問題では少なからず、勘のようなものが重要になってきます。問題文を見たときに糸口になりそうなものを発見したり、行き詰まったときに生まれるひらめきなどがそれに当たります。

 このいわゆる勘というのは、実はセンスなどでは全くなく、初見問題をたくさん解くことで身につくんです

 つまり、同じ問題ばかりを解いていると勘が鈍ってしまうんです。

 僕も過去、夏休みに数学で同じ問題を永遠に繰り返したことがありました。その後に受けた模試は惨敗。初見問題をどう解けばいいのかさっぱり分からなくなってしまっていたからです。

 繰り返し解くことと同様に、初見問題とのふれあいも大事にしてください!

4.こまめな復習を怠っている

 いくら勉強していても、身についていなければ意味がありませんよね。こまめな復習を怠っている人は、非常に効率が悪い勉強をしています!

 「人間は忘れる生き物」です。覚える→忘れる→覚える→忘れる、、、を繰り返すことでしか長期記憶を獲得できません。

 どんどん新しい知識を入れていく、新しい問題集をこなしていく、大いに結構ですが、それと同時にこまめな復習を行ってください。

 「こまめな復習なんてめんどくさい」と言う人は、その日の勉強を始める前に1度、前日勉強したことをサラッと復習してみてください。その一手間だけでも全然違います。

 こまめな復習を取り入れて長期記憶を獲得しましょう!!

5.そもそも勉強法を間違えている

 これが一番悲しい...そもそも行っている勉強法が間違っている場合、あなたはとんでもない遠回りをしています。

 でも、これは意外と多い原因なんです。先ほどの復習を怠ることもこの中に含まれます。

 参考書・問題集の種類、使い方を間違えていませんか?ちゃんと時間を計って問題を解いていますか?休憩時間をちゃんと取ってますか?正しい順序で知識を学んでいますか?

 こういった細かいことでも、正しいか間違っているかで成績はまるで変わってきます。同じ努力量でも、成績で劣ってしまうって悔しくないですか?

 ぜひ正しい勉強法で正しい努力をしていきましょう。

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まとめ

 ここまで、なかなか成績が伸びない人に多い原因を見てきました。心当たりのあるものもあったんじゃないですか。

 「時間が経てば結果に現れるさ」などという言葉を信用しすぎず、改善できるところはどんどん改善していきましょう。

  以上、七瀬優希でした~

「受験生なのにやる気が...」爆速で勉強のモチベーションを上げる5つの方法

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 大学受験のために勉強しなきゃいけないのは分かっているけど、やる気が出ない... 勉強を始めたものの、30分で飽きちゃう...

 みなさんが抱いているこういった悩み。これからの記事を読んでもらえれば、必ず解消することができます

 今回は、勉強を継続させる上で重要な、モチベーションについて書きます。モチベーションを爆上げしつつ、それを維持する方法をご紹介しましょう。

 塾に行っていなかった僕にとっては、モチベーションの維持が最重要課題でした。その当時、実際に取り組んでいたのがこの5つの方法です。

目次

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1.志望校に受かった未来を想像する

 大学入試に見事受かり、華々しいキャンパスライフを送っている未来を想像してみてください。なるべく具体的にです。

 大学の友達とドライブへ行ったり、彼氏彼女と旅行に行ったり、高校の友達や後輩に尊敬されたり、、、

 明るい未来を想像すると脳がポジティブになるので、モチベーション向上につながります。

 大学に受かれば、あなたの将来は絶対に明るいはず!それを想像してモチベーションを上げましょう。

2.志望校に受からなかった未来を想像する

 今度は逆に、志望校に合格できなかった未来を想像してみましょう。できるだけ暗い、不幸な未来です。

 不合格だったら、受かった友達に一生嫉妬しそう... 浪人して一年勉強地獄かもしれない... もしかしたら浪人のプレッシャーで受験に失敗するかもしれない...

 これをすることで、勉強しない→不幸な人生を送ることになる、という思考回路を形成できます。これもモチベーションを上げてくれます。

 「こんな未来、送りたくない!」という強い気持ちを上手く利用して、モチベーションの維持に役立てましょう。

3.”勉強=楽しいもの”だと思い込む

 皆さん、勉強=つまらないもの、だと思っていませんか。もしそうなら、すぐにその意識を変えてください

 なぜなら、自分がつまらないと思っているものを継続できるわけがないからです。継続できてもかなりの苦痛を伴います。身につくスピードも落ちます。

 逆に、勉強を楽しいものだと思えれば、その苦痛がかなり減ります!では、どうすれば勉強を楽しいものと思えるのでしょうか。いくつか方法があります。

 例えば、勉強はゲームだと思ってみましょう。あなたは主人公の勇者。参考書は攻略本。問題集は経験値を上げるための敵キャラ。入試はラスボス。こう考えてみるだけで勉強が楽しいものに見えてきませんか?

 また、中二病を発症するのもいいかもしれません。何か好きなキャラ(なるべく勉強が得意そうでポジティブなキャラ)になりきってみてください。きっとそのキャラならどんな問題にも笑って容易に解決するんじゃないですか?

 このように、勉強をポジティブなものとして捉えると、勉強の苦痛が激減するので試してみてください!

4.ご褒美を与える

 たまには、勉強を頑張った自分にご褒美をあげてみましょう。目の前ににんじんをぶら下げられた馬を想像してみてください。めっちゃ頑張れてますよね?

 脳はご褒美が大好きです。勉強を終わらせた後に何か楽しいものが待っていると、よりパワフルに頑張れます。

 例えば、もしあなたが甘いものを好きなら、「早く勉強が終わったらケーキを買いに行こう!」という楽しみを勉強前に決めましょう。これだけで、めちゃくちゃ集中して頑張れるはずです。

 何かうれしいことがちょっと先にあると、人は頑張れます。受験合格以外の、ささやかな幸せを餌に自分の中の馬を走らせましょう。

5.月に1回サボる ”チートデイ”

 毎日真面目にコツコツ勉強していると、月に1回程度「今日は勉強したくないなぁ」と思うことがあります。毎日毎日、同じことをしていると体が拒否反応を起こすからです。

 これを我慢して勉強をし続けると、いつか急にやる気のスイッチが切れてしまいます。このスイッチ切れは厄介です。一度切れると復活するまで結構時間がかかります。

 スイッチ切れを避けるために、あえて本能に従ってみましょう。月に1回ほど勉強をサボってください。”チートデイ”です。

 これをすることで、メリハリが生まれ、スイッチ切れを防ぐことができます!

 「サボっている暇なんてない!」と思っている方、甘いですね。もし、体の悲鳴を無視して勉強を続けていると、気づかないうちに集中力が低下し、逆に効率が悪くなってしまうんです。

 このように、月に1回のチートデイは、脳のサボりを防止してくれる役割があります。モチベーションの維持には欠かせないので是非取り入れてみてください。

 もし抵抗があるなら、平日に「勉強をサボる」、休日に「普段の勉強量の半分しかしない」、とかでも結構です。生活に変化を加えて気分転換をするのが大切なんです。

まとめ

 ここまで、モチベーションを上げて維持する方法を紹介しました。この方法を用いて僕はなんとか1年間、受験勉強を継続することができました。これが僕の勝因です。

 皆さんの力に少しでもなれたらうれしい限りです。以上、七瀬優希でした~

【なぜ勉強するのか】10年以上勉強して分かった、勉強する理由(教科別)

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 「勉強ってめんどくさいなぁ」「なんでこんなこと勉強しなきゃいけないんだよ」なんて思ったことありますよね。

 ぼくもかつてはそうでした。まぁ英語は勉強しなきゃいけないのは何となくわかる。でも、数学は?「微分とか積分できなくても生きていけますけど?」学生の定番の台詞ですよね。

 他にも、物理、化学、国語、地理、歴史、、、どの教科にもそういった不満が爆発しがちですよね。

 「将来何の役に立つの?」

 結論から言います。現代の若者のほとんどにとって、将来絶対役に立ちます。一部の例外、本当に特殊な生活をする人を除いて、必ずどの教科も勉強する意味があります。

 今回は、若者はなぜ勉強しなくてはいけないのか、それを教科別に紹介してみようと思います。

目次

 

将来に必要なものって何なのか?

 そもそも将来にむけて身につけておくべきことって何でしょう。これは人それぞれいろんな意見があるかと思います。

 しかし突き詰めていくと、2つのものにたどり着きます。それは思考力知識です。

 思考力は、何か問題にぶつかったときに解決する力です。将来、親の助けを借りずに生きていく際、様々な困難に直面します。それを解決するには思考力が重要なんです。

 例えば、「昼はおにぎりがいいか、サンドイッチがいいか」というしょうもない迷いが生じたとします。

 思考力がない人は、悩みに悩んだ末、「どちらにしようかな、、」という古典的な選択方法に頼るか、親に電話するという結論に至ります。

 でも、思考力があれば、「今日の午後はプレゼンがあるから海苔は控えよう」「サンドイッチはおにぎりより1.5倍高いから、サンドイッチは3日に1回くらいの方がいいな」など、他にも様々な合理的結論を見いだすことができます。

 そして知識も重要です。「今の時代、何でもネットで調べられるんだよ?」なんて思うかもしれません。しかし、「調べたら分かる」と「既に分かっている」には大きな違いがあります。

 例えば、「日本人がフィジー人と仲良くなるにはどうしたらいいのか?」という問題にぶつかったとします。こんなの調べようがありませんし、考えようもない。

 でも、フィジーが赤道直下にあること、その地域の気候、発展度、文化、風習などを知っていれば、何かしらの結論にたどれつけそうじゃないですか?

 この例はかなり極端ではありますが、このくらい「調べたら分かる」と「知っている」には違いがあるんです。

 ここからは、思考力、知識の2つが人生に必要であるということを念頭において、教科別の勉強意義を考えてみましょう。

教科別の勉強意義

 英語は他の教科に比べて明確なので省略します。

数学

1.思考の次元が変わる

 数学を勉強すると、明らかに思考の質が変わります。数学的思考というものですね。この数学的思考が非常に重要なんです。なぜなら、この世のすべての問題は数学によるアプローチが可能だからです

 「従業員を1人増やすべきか否か」「日銀が金利を上げたけど、株価や円はどうなるんだろう」「ここ数年の生産状況からすると来年はどのくらい生産できるんだろう」など、様々なジャンルにおいて数学的思考は役に立つんです。

2.脳機能の向上

 高校数学のような難しい分野を学ぶ意義はもう一つあります。それは脳機能を後天的に優れたものにするためです。

 記憶力、思考力というのはもちろん生まれつき差があります。しかし、脳の構造というのはたったの3ヶ月でも変化するんです。そして、その変化しやすさのピークが20~24才だと言われています。

 つまり、難しい内容を10代のうちに学ぶことには、「生まれつきの脳機能の優劣差を縮める」という意義があるんです。

 これが数Ⅲなどの一見無意味そうな高等分野を学ぶ理由なんですね。

理科

 さて、理科の学習にはどんな意味があるんでしょうか。それは、現代文明の基礎を知るという大きな意味があります。

 物理はスマホ、PCなどの電子機器を作る、扱うには必須です。また、パイロットや駅員などの運転手も何気に物理を使っています。国家試験に物理の問題が出ます笑

 化学、生物は先端科学であるバイオテクノロジーの基礎です。バイオテクノロジーは現在ITと同じくらいアツい分野で、これから様々な企業も参入してきます。

 ちなみに僕はバイオテクノロジーを専攻しているんですが、これから先のバイオの将来が無限大過ぎてわくわくしています。

 この3つを知っているだけで将来どんな職業につけるかの選択肢が大幅に広がります。プログラミングとおなじくらいかそれ以上かもしれません。

 職業だけではありません。

 理科を知っていれば、様々な予測が働きます。「遠心力は速度の二乗に比例、半径に反比例するから減速しなきゃ」「静止摩擦力より動摩擦力の方が小さいから動かし続けた方がいい」「石けんはミセルを形成するからこの汚れには使えるな」「皮膚はアポトーシスで死んでるからウイルス感染しない」

 小さいことのように感じるかもしれませんが、身近に潜む危険を回避することには一番使えると思います。役にはちゃんと立つんです。

国語

1.概念を学ぶ

 現代文や古文から言葉を知りますよね。すると同時に概念を学ぶことになるんです。

 例えば「パラダイム」という言葉を知ると、同時にその概念(論理的枠組み)も自分の中に新たに生まれます。

 すると、それまで全くパラダイムなんて気にも止めていなかったのが、その概念を保持することにより、急に知覚できるようになるんです。「あ、今パラダイムがシフトしたんだ」みたいにそれまで気づけなかったことに気づけるんです。

 説明が難しいですね。分かりやすい例だと、普段何気なく食べているパンでも「米粉パン」という言葉を知ると、その瞬間から米粉パンを認識できるようになりますよね。

 それと同じようなことが、より抽象的で根本的な概念知覚に関して起きるんです。

 この国語でしか学ばないような「パラダイム」「アイデンティティ」「可逆」などの言葉から大切な概念を学ぶことは非常に重要なんです。

2.数学とは別の思考法の獲得

 また、現代文の論理展開は数学とは別物です。その現代文的な思考法も同様に習得する意義があります。

 例えば、二項対立という、2つのものを同じ要素に分解してそれぞれを比べるという比較法は、物事を考える上で非常に重要です。

 このように、現代文を学習するとものの見方の幅が広がるという効果があります。見方が狭い大人もわんさかいますがね。

社会

 社会は、5教科の中で一番重要な一般教養と言っても過言ではありません。1人の人間として大切な知識がぎっしりです。

 地理を知れば、そもそも国同士は全く違うのだから、多様な見方があって当然だと理解できます。

 歴史を学べば、過去の失敗から「自分はどうすべきなのか」と考えるきっかけが生まれます。

 倫理を学べば、「人間としての正しさって何なのか」という問いの1つの答えを知ることができます。

 政治経済を学べば、世の中の仕組みを知ることができます。

 これらの知識は、より幸せに生きていきたいなら必ず身につけておくべき教養です。覚えるのは確かに大変ですが、誰も教えてくれないような大切なことが学べます。

まとめ

 ここまで、教科別に勉強する理由に対する僕なりの考えを紹介してきました。もしかしたら釈然としないかもしれません。

 納得できない方は、なおさら勉強しないと分からないかもしれません。勉強する意味なんて勉強してきた人にしか分からないのですから。

  以上、七瀬優希でした~

【国公立対策】誰でも確実に解ける、高校古典の勉強法(古典=外国語)

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 勉強の仕方がイマイチよく分からない教科1位、古典。現代文のノリで勉強しようとしていませんか?

 現代文は問題演習を繰り返すことで成績が向上する科目です。それと同じように古典の問題を繰り返し解こうとしたら大間違い!

 今回は、古典がどういう教科なのかということに焦点を当てて、正しい勉強法を紹介しようと思います。

目次

 

古典は英語のように学べ

 結論から言うと、古典は母国語ではなく、もはや外国語です。日本語と共通しているのは、使用文字、語順だけだと思ってください。

 つまり、古典はどちらかというと英語のような方法で勉強しなくてはいけないんです。

 皆さん、英語ってどういう順序で勉強しますか?

 まず、文法を勉強しますよね。言語のルールが分かっていないと、文章なんて読めるはずがないからです。

 次に、単語を覚えますよね。どんなにルールが分かっていても、単語の意味が分からなければ何を言っているか分かりません。

 そして、最後に問題演習ですね。ここまでで覚えてきたことを総動員してようやく英語を日本語に解釈できるようになります。

 これは古典でも同じなんです。この順序で学んでいかなければ文章が理解できるようにはなりません。

 ところが、古典が現代語に似ているということにより、何も勉強しなくてもちょっと理解できてしまうんです。

 これが古典の落とし穴なんです。これを勘違いして「日本語なんだから何の暗記も必要なし。問題演習あるのみ。」と思ってしまう。

 古典がいつまで経っても解けない原因です。

 

 ここまで、古典を英語と同じ手順で学ぶべき理由について述べてきました。では、具体的にどのように勉強すればいいんでしょうか。

古典の正しい勉強法

 かなり英語と類似しています。順序をある程度守っていただければ、同時進行でも大丈夫だと思います。

1.古典文法

 文法を勉強しましょう。恐らくどの高校でも文法書を使用していると思います。その文法書で十分です。

 ただ、文法として学校できちんと教えてくれるのは、動詞、形容詞、形容動詞の活用くらいだと思います。

 もちろん活用もめちゃくちゃ大事です。確実に覚えてもらいたい。しかし、同じように重要なのが「助詞」です。

 「を」「より」「ば」「が」「の」などです。これを非常に覚えてほしい。

 例えば、格助詞の「が」と「の」です。

 「が」は現代文で言う「の」の意味を表します。「男が服」を現代語訳すると、「男の服」になります。

 逆に「の」は現代文で言う「が」の意味を表します。「川の割れても」を現代語訳すると「川が割れても」になります。

 さらに、接続助詞で一番頻出の「ば」です。

 「ば」の前には用言(活用する語)が来るのですが、その用言が未然形なら「もし~ならば」という意味になります。

 対して、その用言が已然形なら「~なので」や「~すると」という意味になります。

 このように、助詞には非常に重要な役割があるんです。しかし、この助詞の勉強を疎かにしている受験生の何と多いことか。

 これらの助詞なども含めて、文法書に書いている内容をすべて覚えるくらいの勢いで勉強してください。非常に伸びます。

2.古文単語

 次に古文単語です。日本語に似ているとはいえ、おそらく8割近くの単語は意味が現代語と異なると思います。

 古文単語は単語帳で覚えていきましょう。おすすめは、「覚え方別攻略 古文単語340」です。

 僕は現役時にこの単語帳に出会ってなければ、おそらく古典が解けないまま入試に臨んでいたと思います。僕のターニングポイントとなった1冊です。

 実は、古文単語を覚えても実戦で応用するのは非常に難しいんです。なぜなら、古文単語のほとんどが多義語で、どの意味を選ぶかで全く異なる訳文になるからです。

 これが顕著に表れるのが、古文単語を語呂で覚えてしまった人です。意味を覚えるノは非常に早いんですが、意味以外の情報(語源など)を何も覚えていないため、現代語訳が全くうまくできません。意味の選び方が下手なんです。

 これを克服しつつ、語呂と同じくらい覚えやすいのがこの単語帳なんです。特徴は語源から意味を派生させて覚えていく点です。

 まず語源を覚えて、そこから様々な意味に変えていく。これは本来の古文単語の姿なんです。本来の使い方そのものなんです。

 つまり、語源を覚えていれば、単語を見た瞬間、語源が浮かび、それに合った現代語をうまく生み出す(思い出す)ことができるんです。

 この単語帳は非常におすすめですが、別に学校のものでも構いません。ただ、語呂で覚えるものは絶対にやめていただきたい。

3.背景知識の理解

 これで覚えるものは最後です。古文世界の背景知識を覚えてほしいんです。

 昔って、印刷とかできませんよね。すべて手書きです。そのため、なるべく短く文章を書いた方が良かったんです。

 読者との共通認識できていること、古文世界の常識は大抵省かれて書かれています。これが古文を分かりづらくする最大の原因と言えるでしょう。

 この省かれた常識を受験生はある程度知っておかないといけません。

 例えば、「垣間見る」という文化。昔の貴族の男性は気になる女性の家の前には行くものの、中には入りません。

 まずは、垣の間からのぞき見るんです。これが文字通り「垣間見る」という行為なんです。そして、のぞいてみて気に入ったら、付き人などを通じて手紙のやりとりを開始するんです。

 他にも例があります。昔の人にとって「最大のモテ要素」って何だった知っていますか?答えは「和歌」です。

 よく夫婦げんかをした後、和歌を詠む描写が描かれていませんか?これは妻がどれくらい魅力的な女性かを表現しているんです。

 それで、もしその和歌がめちゃくちゃいい和歌だったら、夫が惚れ直すというのが定番の流れです。

 このような古文の常識、背景知識を皆さんにぜひ身につけてもらいたい。

 学び方はいくつかあります。おそらく定番なのは、便覧などを読むことですかね。便覧にはいろんなことが書いてて、読んでみると面白いのでおすすめです。

 もう一つは、問題演習をしていく上で身につける方法です。これにはなるべく詳しい解説が書かれた問題集を使ってほしいです。

4.ひたすら問題演習

 ここまでできていれば、あとはひたすら問題演習です。ここまで覚えてきたことを丁寧に使用していきましょう。

 ここでおすすめの問題集を紹介します。それはこの2冊です。

 それぞれ、基礎、応用となっています。この2冊のいいところは解説が丁寧で、先ほど述べた、古文の常識を解説してくれている点です。

 もし問題集に迷われたらぜひこの2冊を手に取ってみてはいかがでしょうか。問題数は結構少ないので無理なくやりとげられると思います。

まとめ

 ここまで、古文の勉強方法について紹介してきました。意外と知らないことが多々あったのではないでしょうか。

 古文は1度解けるようになるとかなり得点が安定する科目です。ぜひこの方法で古文を得意教科にしましょう。

  以上、七瀬優希でした~