塾なしで京大現役合格した話

塾へ行かずに京大受験に挑み、見事現役合格しました。

【国公立受験の明暗】本当に正しい赤本の使い方【意外と知らない!?】

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 「赤本を制する者は、受験を制す」。皆さんご存じでしたか?もちろん、普段の勉強もとても大切ですが、最後の明暗を分けるのは「赤本をどう使ったか」です。

 例えば、共通テスト後に志望校を変えると合格率は大幅に低下します。ランクを下げてもです。それはなぜなのか。

 赤本の対策をするのに間に合わないからです。皆さんが思っている以上に、赤本を徹底的にやりこめるかどうかが非常に重要なんです。

 しかし、ただ赤本をひたすら繰り返すだけでは不十分で非効率です。

 そこで今回は赤本の正しい使い方について紹介しようと思います。

目次

 

赤本を解く2つの目的

 さて、さっそく赤本を解いていきたいところですが、最初に赤本を解く目的について知っておきましょう。何かを勉強する際、目的を意識できているかどうかは結果に響きます。

 目的を意識する癖をつけることは社会人になっても必要なことです。

1.本番演習

 1つ目はもちろん本番演習です。入試は1発勝負。その1回で自分の実力を100%引き出さなくてはいけません。

 そのためには本番に慣れておく必要がありますよね。赤本を「本番」だと思って、1回1回真剣にやりましょう。

 そして、解いた後にしっかり反省することも非常に重要ですね。

2.過去問の分析

 2つ目は、過去問を分析することです。

 過去問というのは、それぞれの大学の癖(傾向)が非常に強く出ている問題の集まりです。それまでどんなに多くの問題を解いてきていても、初見では意外と苦戦してしまうのは、この癖が原因です。

 問題の難易度は年によってバラバラです。しかし、癖は毎年共通しているんです。その癖を過去問の分析で見極めることが合格に直結しているということを知っておきましょう。

赤本を解く手順

 先ほど、闇雲に問題を解いても効果が薄いと書きました。上の2つの目的を見失っているからです。

 これからこの2つの目的を意識した正しい手順を紹介します。

 ちなみに、過去問ノートを作ることがおすすめです。年度ごとに分析した内容や思ったことをまとめておくと、見返しやすくなります。

1.目標、意識の設定

 まず過去問を解く前に、「前回までのどういった課題を克服することを目標にするのか」「どんなことを意識して解き進めるのか」を明確にしましょう。 

 赤本の目的である「本番演習」をただ繰り返すだけでは何も前に進みませんよね。1回ごとに進化しないと意味がありません。

 その1回1回の演習で十分成長するには、まず目標と、解いている際の意識を設定することが大切なんです。必ずしましょう。

2.解く

 先ほど決めたことを意識して問題を解きましょう。このときしっかり時間を計って、見直しまで行ってください。

 本番のつもりで、「残り時間をどの問題に費やすのか」「どこを最後に見直すべきなのか」「どの問題が難問で、どれが簡単なのか」ということを考え、そのとき可能な最高得点を取りにいくことが大切です。

 どの問題に何分かけたのか、どういう順序で解いたのかをメモしておくと後々の作業で便利です。

 そして、時間内に解けなかった問題は、終了後にもう一度解いてみてください。1問も無駄にしてはいけません。

3.答え合わせ

 さて、問題を解き終えたら答え合わせをしましょう。しっかり解説を読んで、解答の流れが間違っていないかも丁寧に確認してください。

 アバウトでもいいので(時間内での)点数まで出しておくことが重要です。それを資料の合格最低点などと照らし合わせて、現時点での実力を把握することができます。

4.反省

 ここからが意外とできていないことです。まず、自分の解き進め方を反省しましょう。何事も反省しないと成長しません。

 ここで注目してほしいのが、時間の使い方問題を解く順序簡単な問題を落としていなかったかです。

 この3点から自分の解き進め方を見て、良かったところ、悪かったところ、改善策を過去問ノートなどにまとめましょう。

 特に、自分が取れるはずだった問題を確実に取るにはどうするべきだったのかをしっかり考えてください。本番での失敗を減らせます。

5.分からなかった問題の分析

 分からなかった問題を丁寧に分析しましょう。このとき解説を見ながら、自分に足りなかった「着眼点」「頭の使い方」が何だったのかを探してください。

 実は、その「着眼点」「頭の使い方」に各大学の癖が詰まっているんです。つまり、この2つを分析できれば、どんどん解けるようになっていくんです。

 もちろん基礎があってのことです。その問題がもし苦手分野によるものなら、すぐにその分野の基礎を復習してください。

6.これからすべきことを考える

 さいごに、ここまでの分析で分かったことから、これからどんなことをすればいいのかを考えましょう。

 課題は人それぞれです。

 「時間内に解く」が課題なら、早く解く意識を普段から徹底しましょう。

 「難問に手を出してしまう」なら、普段の問題でも、「これは自分に解けるのか」「どのくらい時間がかかりそうか」などを考える癖をつけましょう。

 このように、普段の勉強でどんなことをすべきなのかを決めるとより成長できます。

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まとめ

 ここまで、赤本をどうやって使うのが正しいのかを紹介してきました。この方法は、社会人がよく用いる「PDCAサイクル」を元にしています。

 計画→実行→評価→改善の流れを意識して、赤本を他人の数倍以上の効率で血肉に変えましょう。

  以上、七瀬優希でした~

【体験談】塾なしで国公立受験を成功させるために大切な4つのこと

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

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  前回、こんな記事を書きました。僕も塾へ行かずに京大受験に挑みました。この経験から、塾へ行かない方がむしろ効率がいいと確信しました。

 しかし、言い忘れていたことがあります。それは、塾なしで大学受験に挑む際、必ずしなければならないことが4つある、ということです。

 これから紹介する4つをしなかった場合、おそらく大学受験の成功率は半減します。もし塾なしで大学受験に挑もうとしているなら、必ずこの記事を読んでください。

目次

必ずしないといけない3つのこと

 さて、実際に皆さんは何をすればいいのか。それは、自分の現状→志望校合格までのロードマップ作成です。

 もしこれをしなかった場合、本当は勉強すべきことができていなかったり、逆に勉強しなくていいことに時間を割いてしまったりします。

 これでは志望校合格など不可能です。本格的に受験勉強を開始する前に、自分が最短距離で合格をつかみ取るには、何が必要で、何が不要なのかを把握して、それを元に年間計画を立てる必要があるんです。

 この、合格までの年間計画、いわばロードマップは本来塾が作ってくれるものです。これを僕らは自分で作らなくてはならないんです。

 これが少し難しい...なので、ロードマップ作成は全教科の基礎がある程度身についている状態で臨むことをおすすめします。

 順序としては、志望校の位置を把握→道のりを設定→障害の把握→計画の作成、という順序で進むのが一番いいですね。

 これを上手く作れれば、半分合格したようなものです。そのくらいのつもりで綿密に、入念に作成しましょう。

1.過去問を解く

 まずは志望校がどのくらい高い位置にあるのかを確認しましょう。何をすればいいのか。それは「過去問を解いてみる」です。

 「早すぎない?」いいえ、早すぎることはありません。実際、僕も高2の3月に過去問を1年分解いてみることにしました。

 そもそも僕の中では、定期テストをそこら辺の山だと考えた場合、京大入試はヒマラヤ山脈のように険しいというイメージを持っていました。

 正直、志望校を変えようとさえ思っていました。

 しかし、高2の3月、定期テスト対策や普段の自習により基礎に自信ができた頃、ふと前年度の過去問を解いてみることにしました。(春休みで暇だった)

 驚愕でした。ヒマラヤ山脈だと思っていた京大入試は、実は富士山くらいだったからです。山に霧がかかっていて全体が把握できないことにより、恐怖だけが肥大化していたようです。

 もちろん、富士山も大変です。でも、正確に把握できたことは僕にとって何よりも大きい収穫でした。

 皆さんも基礎がある程度できた場合、是非過去問を解いてみてください。時間がかかってもかまいません。全部解けなくても結構。

 志望校との距離を肌で感じることが大切なんです。そして、モチベーションは爆上がりします。

 解き終わったら解説を読みましょう。解説を読んでみて理解できるなら、確実に解けるようになります。履修済みの範囲でも理解できなかった際、大丈夫です。これから解けるように勉強すればいいんです。

 ここまでできれば、自分が挑もうとしている山がどのくらい標高が高いのか、かなり正確に分かるはずです。

2.目標点の設定

 次に目標点を設定しましょう。「早すぎない?」いいえ、ベストタイミングです。

 目標点を設定することには、これからどの教科を主軸に戦っていくのかこの教科は他の教科に比べてどれくらい勉強すべきなのか、を実感するという意図があるんです。

 過去問を解いてみて、「この教科は結構稼げそう!」「あの教科はちょっと厳しいかも..」と感じたそのときにぜひ目標点を設定しましょう。

 目標点の設定には、実際の受験生の「合格平均点」「合格最低点」を参考にしてください。このデータは赤本であったり、ネットでも容易に確認できます。

 教科ごとに「数学は割といけそうだから7割半くらいにしよう」「物理は苦手だから6割くらいかな」「英語は安定しやすし簡単だから8割くらいかな」みたいな感じで決めていきましょう。

 このとき、設定した合格点が「合格最低点」のデータより20点ほど高くなるように微調整を加えてください。あくまでも「合格最低点」基準で結構です。

 「目標低くね?」と思いましたか?別に目標を高く持つのは結構なのですが、目標点はいわばノルマのようなものです。「絶対これは上回らないといけない」という目標の方が分かりやすいと思います。

 得意不得意、簡単難問、安定不安定(ちなみに国英社化は安定、数物は不安定)などを考慮し現実的な目標点を設定しましょう。

3.やるべきこと、しなくていいことを把握する

 さて、計画を立てる前にもう一つ、しなくてはいけない勉強としなくていい勉強を把握しましょう。これも過去問から判断しましょう。

 例えば英語。「単語はシス単レベルか、知らなくても大丈夫なやつばっか」だと思ったなら「単語はシス単さえやればいい」ということが分かります。

 また、「長文の単語数は意外と少ないな」と感じたなら、「速読力は不要」と考えましょう。

 もう一つ、化学を例に。「学校では習わないような内容がちょっと出る」ことがわかったとします。

 このとき、もしこれを解けなかったら合格は難しいのであれば「発展的な内容も学べる参考書を勉強しよう」と考えればいいですね。

 逆に、これを解けなくても別に支障はないというのであれば、「発展的なことは別に必要なし」と考えればいいですね。

 このように、目標点なども考慮しながら決めていきましょう。

4.余裕をもった年間計画を立てる

 さて、最後です。計画を立てましょう。ここでの「余裕をもった」とは、詰め詰めを避けるという意味に加えて、なるべく前倒しで立てるという意味もあります。

 「なぜ前倒しなのか」それは受験の途中で「思ったよりこの問題集に時間がかかるな」であったり、「この問題集もやっておいたほうがいいな」ということが絶対あるからです。

 もし余裕のない計画を立てていた場合、そういった軌道修正がしづらく、入試前に敗北確定を食らってしまいます。気をつけましょう。

 計画を立てる順序も少し詳しく紹介しておきます。

1.使うべき参考書、問題集を決定

 まず、使用する参考書、問題集を決めましょう。これは先ほど把握した「すべきこと、しなくていいこと」を元に考えましょう。

 またどういった参考書がいいか分からない人も多いと思います。その人には2つの選択肢があります。

 1つ目は、実際に大きな書店に行く。実際に開いてみて、どんな内容が書いてあるのか、わかりやすいか、解説の量などから決められます。

 2つ目は、ネットを参考にする。今の時代、教科や志望校を加えて検索するだけでおすすめの参考書などを紹介してくれているサイトが山ほどあります。

 これらのサイトを最低5つ以上見て決めるのもいいと思います。僕はこの方法でほとんど決めました。結果は9割方成功といった感じです。

 注意点としては、書いている人が実際に使っているものを紹介しているサイトを参考にするということです。中には、他サイトを適当に引用したようなものも存在するので気をつけてください。

 ちなみに僕のサイトでも紹介しています。

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 参考書や問題集があまり多過ぎにならないように気をつけてください。特に問題集は過去問や基本問題集を除いて、2冊までがベストです。

2.1冊にどのくらいかかるのか計算する

 問題集の話です。1冊に何問あるのか。解説理解も込みで1問あたりどのくらいかかるのか。などから計算しましょう。

 (時間/1問)×(問題数)×3 くらいがいいと思います。なぜ×3をするのかは以下の記事を参考にしてください。復習の時間です。

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3.期間あたりの勉強時間をふまえつつ、使用期間、タイミングを決定する

 問題集1冊にかかる時間がだいたい分かれば、最後に「何月から何月の間に終わらせる」ということを決めましょう。

 このとき、その期間中の総勉強時間を考えて組みましょう。

 例えば、部活引退前は平日2時間、土日3時間勉強するなら1週間で16時間、1ヶ月(4週で計算)で64時間勉強できることが分かります。

 また、夏休みは1日8時間、30日あるから計240時間ですね。

 こういった感じで、「自分はこの期間~時間勉強するから、この3冊くらいを同時に終わらせられそうだな」と決めていきましょう。

 おすすめとしては、部活引退前は数学、英語に専念、引退後から理社を加えていくという流れが計画を立てやすいかと思います。

おまけ.10月中には終わらせるように計画を立てよう

 計画を立てる際、気をつけてほしいことがあります。それは、10月中に終わらせるように組み立てる、ということです。

 人にもよるのですが、12月からは共通テスト対策にほぼ専念しなくてはなりません。またその前の11月には「志望校別模試」が河合、駿台であり、ある程度2次試験対策を完成させてから臨んでほしいんです。

 そのため、できれば10月中に2次対策を終わるような計画を立ててほしいんです。こうすれば、多少計画を修正しても十分入試に間に合うはずです。

 ちなみに僕は9月中に終わる計画を立てていましたが、8月の京大模試をきっかけに大きく軌道修正をしました。

 前倒しにしていたおかげでちょうど11月にピークをもってこれ、いい前哨戦になりました。前倒しの効果です。

まとめ

 ここまで、塾なしで大学受験をする人が、本格的に勉強を開始する前にしなくてはいけないことを紹介しました。

 計画を立てることと同じくらい、軌道を修正することも大事です。定期的に現状を見直し、修正を加えていってください。

  以上、七瀬優希でした~

【体験談】大学受験に塾なしで挑むと合格しやすくなる3つの要因

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 塾に通うべきなのか、それは多くの受験生が抱く一番の疑問だと思います。

 確かに塾に行くと安心できます。塾が提供してくれるレールに乗ってさえいれば、ある程度の合格率が保証されるからです。

 しかし、正しい勉強法で正しい内容を勉強すれば、塾に行っていなくても合格率は同じどころか、はるかに高くなります。

 今回は、塾に行かないことで合格率を上げる3つの要因を紹介しようと思います。

目次

 

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合格率をあげる3つの要因

1.大量の無駄を省ける

 塾で学ぶことには、多くの無駄が存在します。なぜなら、理解度も思考力も勉強量も違う集団に対して、その中の平均的な生徒に合わせて授業を行っているからです。

 例えば、課される宿題。その中には当然、今の自分に必要な内容のだけではなく、勉強済みで不要なものも含まれています。

 また、授業中の問題解説。自分が分からなかった問題を丁寧に解説してくれることもあれば、解説を飛ばされることもあります。

 一番やっかいなのは、自分が分かりきっている問題をチンタラ解説されることです。これにより得られる問題は「自分は分かってるけどね!」という優越感のみです。

 既知の内容に時間を割くことほど無駄なことはありません。しかし、塾では実際に起きている事態なんです。

 これを回避できるのが「塾へ行かない」という選択なんです。自分がすでに理解している内容を繰り返す時間を、自分が分かっていない内容を勉強する時間に回すという当然のことが可能になります。

 加えて、塾では自分に必要のない知識を身につけるための時間が存在します。

 例えば、100%受けることのない大学の過去問を解かないといけない時間。志望校では出題されないような発展的、派生的知識を学ぶ時間。

 余裕のある生徒ならこういった内容を学ぶのもいいのですが、ほとんどの受験生、特に現役生には余裕なんて存在しません。

 対して、塾に行かなければ、自分の志望校過去問から分かる、自分が身につける内容のみに勉強を絞ることができます。これはかなりのアドバンテージを握る要因になります。

 このように、塾に行くと無駄に時間を奪われてしまします。ここに、「塾なし」が合格しやすい最大の要因が存在しているんです。

2.最高の生活リズムを保てる

 最高の生活リズムは様々だと思いますが、ここでは「同じ勉強量でも、より内容が身につきやすい生活リズム」を指します。端的に言うと、睡眠7時間以上の朝型の生活、です。

 塾に通う生活を想像してみてください。平日は学校おわりの4時に塾へ向かい、4時半授業開始。3時間ほど授業を受け、2時間ほど自習して、家に帰るころには10時半頃です。

 そこから、ご飯を食べて、風呂に入り、少しゆっくりすれば、寝るのはおそらく深夜1時頃です。

 これは夜型かつ睡眠6時間程度のひどい生活リズムです。中にはこの生活リズムでも支障の無い人もいますが、大半の人にとって効率のいい勉強は難しいです。

 慢性的な寝不足は脳の機能(記憶力や集中力など)を著しく低下させます。せっかく勉強しても十分に身につきません。

 寝るのも勉強のうちと考えましょう。せめて7時間は確保したいところです。

 また、起きてすぐの2時間ほどは脳のゴールデンタイムと言われています。なので、朝早く起きて2時間ほど勉強するのが最も集中できます。夜型より朝型の方がより集中して勉強できます。

 ちなみに僕が行っていた自分の最高の生活リズムは、5時半起きで1時間半勉強、学校から帰ってきて2時間勉強。諸々して、寝るのは10時半ごろでした。

 こんな極端な朝型はしなくても大丈夫です。ただ最高の生活リズムを保つには、塾へ行っていないことが有利に働くということです。

 ちなみに、塾に行ってた友達のほとんどが睡眠6時間ほどで、ひどい子だと3時間ほどでした。理由は「課題や予習が膨大で寝ている時間が無い」とのことでした。

 塾に行っていては理想の生活リズムを保つのは不可能と言って良いでしょう。

3.最高の集中状態で勉強できる

 同じ勉強時間でも、集中度合いの違いで効率が異なることは自明ですね。個人的には塾に行っていない方が集中できると考えています。

 塾で勉強する場合、周りに友達がいます。すると、つい話しこんでしまったり、質問をされたりして、集中を乱されてしまいます。

 友達と話さなくても、一緒に帰る約束をしていたりすれば、「いつ帰るんだろう」など気になりますよね。

 加えて、友達がいなくても、周囲の物音で集中を乱されたり、逆に自分の物音が気になってしまう場合もありますね。

 対して、家での勉強は一人部屋さえあれば何も気にすることがありません。

 「誘惑があって集中できない」という人がいますが、机の周りに何も置かず、スマホも別の場所に置いておけばその心配もありません。

 そして、以前の記事で「タイマーで時間をこまめに計ると集中力が持続する」と書きました。これも塾の自習室では、周りの迷惑になるためできませんよね。

 このように、様々な要因で塾での自習は集中しづらいんです。

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まとめ

 ここまで、塾に行かないことにより生じる3つの有利な点を紹介しました。個人的には塾はあまりおすすめしません。

 自分で何をすべきか分かっている人はぜひ塾へ通わないという選択をしてみてはいかがでしょうか。

  以上、七瀬優希でした~

国公立理系向き!高校地理の勉強法【共通テスト9割超え!】

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 理系でも社会を勉強しなくてはいけない...ただでさえ、数Ⅲ、物理、化学、などヘビーな科目を何個も勉強している理系受験生にとって、社会を勉強する時間はなるべく減らしたい。

 多くの理系受験生は、暗記量の少ない地理を選択しているでしょう。しかし、はっきり言って地理はくせ者です!

 70点にもっていくまでは日本史の100倍簡単です。しかし、90点以上に持って行くのは日本史の100倍難しい...

 そんな地理を僕は2ヶ月ほどの勉強でセンター試験(現共通テスト)に挑み、なんと92点をたたき出すことに成功しました!

 そこで、現役時代に地理を選択していた僕が実践していた方法を紹介したいと思います。

目次

 

地理を勉強する上で必要な意識

 社会の科目の中で最も暗記量が少ない(と思われている)科目、それが地理です。様々な要因がありますが、一番の要因は「法則が存在する」という点です。

 例えば、「西岸は多湿、東岸は乾燥」、「臨海部は温度変化小、内陸部は温度変化大」、「西側に寒流→砂漠出現」などの法則がほぼすべての大陸に適用できるんです。

 だからいちいち大陸ごとに細かく暗記する手間が省けるんです。皆さんには、こういった法則を徹底的に覚えてほしいんです。

 地理の問題構成は、大体6~7割がこの法則で解けます。そして残りの3~4割はかなり細かい知識が問われます。

 これが先ほど述べた、「70点にもっていくまでは日本史の100倍簡単です。しかし、90点以上に持って行くのは日本史の100倍難しい」の真意なんです。

 皆さんには、「法則利用で暗記量を徹底的に減らし、残りを徹底暗記」することを常に意識して地理を勉強してほしいです。

地理の勉強法(暗記)

 先ほども言ったようにまず法則、その後に細かい知識を詰め込む、これを徹底してほしいです。

 使う参考書は何でもいいです。ちなみに僕が使っていたこの黄色本はとてもおすすめです!

 この本は、ちゃんと法則を意識しながら学べるように、丁寧に解説してくれているのが最大の長所です。ただの丸暗記をかなり防げます。

 正直かなり分厚いですが、文字量はそこまでなく、半分近くが図やデータです。恐れることなく手を出してみてください。

法則編

 どんな参考書でも法則が前半にまとめられています。この部分を徹底的に覚えてほしいんです。ここに裏ワザは何も存在しません。

 最初は何度も何度も読み込みましょう。線を引く暇があれば読む!音読をすると覚えやすいですし、集中力も長く続きます。試してみてください。

 線や付箋は、どうしても覚えられない部分をピックアップするときに使うとごちゃごちゃせずに済みます。

データ・詳細編

 法則がある程度覚えられたら、細かい知識の暗記に入りましょう。ここは恐らく、大陸別、日本の地方別、みたいな感じでまとめられてると思います。

 ここで意識してほしいのが「法則の適用」です。暗記量を極限まで減らしましょう。だいたい7割くらいは暗記せずに済みます。

 ただ、どうしても覚えないといけない部分も多々あります。例えば原産国データなどは、ある程度暗記しないといけません。こういった部分はめんどくさいですが暗記しましょう。

 この分野も音読をしながらどんどん読み込んでいきましょう。

地理の勉強法(問題集)

 さて、暗記が終われば早速、問題演習に入っていきます。問題集は選択式なら何でも大丈夫です。学校で買わされたものでもいいです。

 暗記を終えたからといって、すべての問題が解けるわけではありません。抜け落ちていた知識、そもそも初見の知識がわんさか...

 そういった部分をどんどんアップデートしていくこと、それが問題演習のメインだと思ってください。

1.問題を解く

 だいたい10分で10問解いてください。本番もこのくらいのペースじゃないと間に合いません。慣れていきましょう。

 このとき、すべての選択肢について、どこが間違っているのか、どこが合っているのかをしっかり分かっている状態で解答してください。

 もしあまり自信がないなら無回答にして、あとで解説を熟読してください。ここは正解することよりも、分からない部分を知ることが大切です。

2.解説をすべて熟読する

 間違えた問題、自信が無かった問題の番号横に印をつけて、解説を読みましょう。なぜ分からなかったのか。

 おそらく、法則を使えてなかった、知識が抜け落ちていた、そもそも新情報だった、の3つが原因です。これをしっかり把握しましょう。

3.足りない知識を参考書で確認

 抜け落ちていた知識・データを参考書でも確認しましょう。見つけ次第、線を引くのがいいですね。ついでに周囲の情報も確認しておきましょう。

 線を引くのは、参考書を見返したときに確認しやすくするためです。参考書の情報のうち、何がわかっていないのかが把握できると時短になります。

4.書いていなければ書き込む

 問題の中には、新情報が大量に存在しています。それを一目で覚えるなんてできませんよね。どこかにまとめたいですよね。

 そこで、新情報を参考書に書き込んで、参考書をアップデートしましょう。この作業が非常に重要です。

 書き込む場所は、地図の近くだったり、関連情報の横、などがいいです。見返しやすいですし、関連事項と一緒に覚えれば定着しやすいんです。

 この作業を徹底することで自分だけの参考書ができあがります。

5.印をつけた問題を解く

 問題集が1周するなり、きりのいいところまで終わるなりで、分からなかった問題をもう一度解いてみましょう。

 しっかり知識が定着しているかを確認しましょう。

おまけ.参考書を見返す

 せっかく線を引いたり、新情報を書き込んだりしても、見返さなくては意味がありません。問題演習に飽きたり、疲れたなと感じれば、一度参考書の読み込みをして気分転換をしましょう。 

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まとめ

 ここまで、地理の勉強法を紹介しました。地理は覚える量が少ないとも言えますし、限りないとも言えます。勉強を進めれば進めるほど後者だと感じるはずです。

 勉強法を知るだけでは何も始まりません。皆さんの努力があって初めて合格を勝ち取れます。毎日コツコツ勉強しましょう。

  以上、七瀬優希でした~

【数学応用問題が解けない?】凡人が教える国公立2次のための数学勉強法

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 数学を入試合格レベルに引き上げるために超えるべき壁が2つあります。まずは基本問題の徹底演習です。何も面白くない問題をひたすら繰り返すという地獄のような作業をしないといけません。これに耐えられなかった受験生は後を絶ちません。

 次に、この壁を越えてももう一つ、応用問題の壁があります。1つ目の壁を越え自信に満ちあふれた受験生が応用問題に着手し、あまりの難しさに高確率で挫折します。

 なぜ挫折してしまうのか。それは応用問題が基本問題と違って、どの武器(解法)を使うべきなのかが明確でないからです。

 今回はその点に着目して、この2つ目の壁、応用問題が解けるようになるための勉強法を紹介しようと思います。これは凡人の僕が実践しても効果があったので、皆さんにも是非試してもらいたい!

 

目次

 

まず最初に知るべき横割りという概念

 意外と知らない人が多い、「縦割り」「横割り」という言葉。実は受験数学に挑むにあたって、非常に重要な概念なんです。これらは高校数学の分野の分け方を指します。

 まず「縦割り」とは、普段の高校数学を学ぶ際に使われる分け方です。例えば、「三角比」「二次関数」「ユークリッドの互除法」「微分」など、教科書や基本問題集で採用されている分け方ですね。

 この分け方は、ある一つの新分野を分かりやすく学ぶのものです。そのため、「問題を解く」ための複合的な知識を得るのには向いていません。どの武器を使うべきか分からないのもそのためです。

 その複合的な知識を学べるのが「横割り」です。例えば「関数」「図形」「極限」「対称性」など、いわば問題のテーマ別に学ぶ分け方ですね。

 「横割り」で得られる知識を紹介します。例えば「図形」なら、「幾何、三角比、座標、ベクトルの4つの解き方がある」、「座標を導入する時は直角、対称軸を利用すべき」などがあります。

 この「横割り」は恐らく学校では教えてもらえないと思います。僕もそうでした。ただ応用問題を解く上でマストな知識が学べるので、絶対勉強すべきなんです。

どうやって横割りで学ぶのか

 こればっかりは自分で学ぶしかありません..恐らく塾へ行けば学べます。しかし皆が皆、行っているわけではありません。僕も行ってませんでした。

 塾へ行く、以外で学ぶ方法を紹介します。

僕が使ったもの

 僕が「横割り」を学ぶために使ったものが二つあります。

 1つ目は「世界一わかりやすい」シリーズです。僕は「京大理系数学」を使っていました。これが本当にすごい...

 京大の良質な過去問を「横割り」で学ぶことができるんです。しかも、「問題の着眼点」「考え方」「方針」「解答」という問題を実際に解く手順で一問ずつ解説してくれているんです!!

 この1冊に出会っていなければ、僕は確実に挫折していました。「横割り」の知識なしで応用問題に挑むなど、考えただけで背筋が凍ります。

 また、数学が得意になる上で重要な「解き方の方針」を学べるのがすごくいい!ただ、少し志望校に特化されているため、あまり万人にはおすすめしません...

 そして2つ目がZ会の通信講座(高3)です。これもかなりよかったです。たしか高2の3月くらいから「横割り」が始まります。

 まず、毎月届く冊子で、横割りの知識をきっちり学びます。これが例題付きで、応用問題を解く上で必要不可欠な知識を解説してくれています。

 そして、仕上げとして添削付きの問題演習。しっかり知識が身についているかを確認できます。毎月確か6問ほどだった気がします。

 僕は京大コースを受講していました。先ほどの「世界一..」の後にやったのですが、より知識を定着させることができました。

 そして別解が豊富すぎる..一つの問題を「横割り」らしい多面的な見方で解説してくれるのでとても勉強になります。

 志望校別にも対策できるので非常におすすめです。

おすすめの参考書

 ここで、巷で話題の参考書も紹介しておきます。それが「佐々木隆宏の数学の発想力が面白いほど身につく本」です。

 こちらは「横割りを学ぶにはこれがベストだ」と話題になっているようです。タイトルからして絶対いい。

 かなり分厚いんですが、かなりの部分を解説が占めています。Z会に比べてかなりお安いのでおすすめです。

問題演習をする

 さて、「横割り」の知識が身についたら早速問題演習に入りましょう!使う問題集は応用問題を取り上げてくれていれば何でもいいです。

 ただ、自分の志望校の入試問題に近い形式のものが好ましいです。僕はZ会の京大受験コースで演習しました。確か9月頃から、京大入試に近い形式のオリジナル問題を大量に送りつけられます。かなりきつかった...

 問題演習はなるべく初見が望ましいです。なぜなら、入試問題は絶対初見問題だからです。

 同じ問題をひたすら繰り返していた時期があったのですが完全に失敗でした。初見問題に挑むときに必要な、勘のようなものが完全に鈍ってしまいました..

 新しい問題を主に解きましょう。

 ひたすら問題演習を繰り返していくのですが、より効率を上げるためにしてほしいことが2つあります。

解法を抽象化する

 1つ目は解法を抽象化させることです。

 例えば問題Aが解けず、解説を読んだとします。このとき書かれていることって、問題Aについてのかなり具体的なことですよね。

 Aの解説を読んだだけでは、Aが解けるようになっただけで、類似問題のA'やA’’を解けるようにはなりません。

 Aの解説で得た知識を抽象化させてあげなくてはならないんです。抽象化させることで、より応用可能な知識に変えることができるんです。

 慣れるまでは難しいとは思います。最初は、「解法を一言でまとめると?」と考えてみるのがいいですね。

 そういう抽象化させた解法を僕は「横割り単元」別にノートにまとめて、解けない時に見返していました。おすすめです。

すべて記述問題として解く

 応用問題はすべて記述問題として解いてください。これを心がけるだけで本当に伸びます。イメージとしては、解説を自分で作るような感じです。

 なぜこれをするといいのか。それは、論理の飛躍を防げるからです。答えだけを求めて、合っていたら解説を見ない、という人がいますが、これは偶発的な正解の可能性が極めて高いです。

 一回、丁寧に記述しながら問題を解いてみてください。自分の論理がいかに欠陥だられかということに気がつきます。これではいわゆる論理的思考が身についていません。

 論理的思考を鍛える為に、解答の流れもしっかり記述しましょう。

それでも解けないときの裏ワザ

 こういったことを気をつけながら演習を進めていくと徐々に数学力がついていくと思います。しかし、そこまでが長い...

 どんなに頑張っていても、人によってはなかなか自力で完答できる用にならない場合もあります。

 そんなとき、諦める前に試してほしいことがあります。

数学が得意な友達と解く

 自分の友達の中に、めちゃくちゃ数学が得意な子が1人くらいはいると思います。いなければ、すごく聡明な数学教師でもいいです。聡明なことが重要。

 そういった人と一緒に応用問題を解いてみましょう。理由は2つあります。

 1つは、シンプルにいい刺激をもらえるからです。自分が解けない問題を、問題文というわずかなヒントを元にずんずんと解いていく姿はとてもモチベーションを刺激してくれます。

 もう1つは、どうやって解いているのか見て、自分の意識に何が足りないのかを知ることができるからです。友達がどういったところから糸口を見いだしたのか、糸口からどうしてそのように進めたのか、そういったことを質問してみましょう。

原点に立ち返る

 初見の応用問題がどうしても解けない..僕もそうでした。そんなときにふと基本問題集(FocusGold)を眺めてみることにしました。

 すると、応用問題を解く前と見える景色が違ったんです。横割りの考え方をある程度知ってから基本問題集を見返すと、新たな発見があるんです!

 応用問題につまずいてしまった方はぜひ、基本問題集を見返してみるといいかもしれません。 

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まとめ

 ここまで、数学の応用問題を解けるようになるための勉強法を紹介しました。皆さんの数学力工場に少しでも力になればうれしいです!

  以上、七瀬優希でした~

【塾なしで京大現役合格】フォーカスゴールド、チャート式の正しい使い方

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 

 大学受験生のバイブルである、フォーカスゴールド、チャート式。この2冊の完成度には正直脱帽です。この2冊に網羅性で勝る参考書は存在しないと思います。

 しかし、この2冊のうちどちらかを完全に自分のものにするには、正しい使い方で、根気強く勉強しなくてはなりません。

 今回はそんな2冊の正しい使い方を、用途別で紹介していこうと思います。

目次

2冊をこなす上で重要なこと

 フォーカスゴールドもしくはチャート式、この2冊のうちどちらかを徹底的に身につけると、皆さんの数学力は飛躍的に向上します。

 どの教科でもそうですが、基礎ができていないと入試問題なんてとても解けません。逆に基礎が徹底的に身についていると、案外簡単に解けてしまうものです。その基礎を身につけるのにぴったりなのがこの2冊なんです。

 ちなみに僕は学校の関係でフォーカスゴールドを使ってました。正直どちらでも変わらないと思います。ただチャートの方が簡単らしいです。

 

 しかし、この2冊の分量といったら、どの教科の参考書の倍以上です。間違った方法で使うと、必要以上に時間を使ってしまいます。

 この2冊を完成させるのに必要なものが2つあります。それは、

  • 正しい方法
  • 根気

です。もちろん根気さえあればなんとかなるんですが、根気にも限界がありますよね。遠回りは挫折の原因になります。

 根気と同じくらい、正しい方法で行うことがとても大切なんです。では、ここから正しい方法を解説していていきます。

2冊の正しい使い方

 この2冊を勉強するタイミングは2分化されます。それは

  • 授業の予習に使う
  • 授業の復習に使う

です。予習で使うのは、数学が割と得意で自分一人で理解できる人におすすめです。自分でどんどん予習して、授業を復習に使うという方針です。

 復習で使うのは、数学があまり得意ではなく、人に教えてもらって理解したいという人におすすめです。学校で基本的な知識を理解して、その復習がてら問題を解いていくという方針です。

 そして、この両方のパターンの人にやるであろう、受験勉強のための復習についてもこの2冊が大活躍します。さすがに高1で学んだことを、高3になっても完璧に覚えている人はいませんからね。この方法も解説します。

授業の予習編

 授業より早く高校数学を勉強したい人は数学好きに多いかもしれません。教科書や参考書を読んでちゃんと理解できる人はどんどん進めていきましょう。

1.教科書を読む

 まず、教科書や参考書を読んでしっかり理解しましょう。分量はその日やる分だけで大丈夫です。

2.問題を3~5分で解く

 教科書で理解できたら早速問題を解いていきましょう。ただ、教科書の内容が理解できたからといって問題がすぐ解けるわけではありません。分からない問題も半分くらいあると思います。正直分からなくて当然です。

 分からない問題に悩んで時間をかけるのは非常にもったいないので、3分や5分考えて分からない問題は終了しましょう

3.分からなかったものに印をつける

 3~5分考えても分からなかった問題には印をつけておきましょう。後で復習するのに便利です。

4.解説を熟読する

 ここが1番大切な作業です。たっぷり時間をかけましょう。解説を理解するときに注目してほしいポイントが2つ。

 1つ目は、問題文のどこに着目すればよかったのかです。結構見逃しがちなのですが、解説の冒頭に「解法のポイント」みたいな感じで書かれています。

 これがすごく重要なんです。応用問題を解くときに「問題のどこに着目すればいいか」を意識してほしいと以前の記事に書きましたが、それができるようになるには、「解法のポイント」に書かれているような知識が必要なんです。

 意識して覚えるようにしてください。

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 もう1つ着目してほしいのは、論理展開です。数学において、論理というのは一番問われる箇所です。これは証明問題以外にも当てはまります。

 例えば、A=BかつA=C、従ってB=C。みたいなことです。その問題の論理展開を意識して解説を確認してください。数学的思考のトレーニングにもなります。

 この作業には10分以上かけて行うくらいのつもりでいましょう。

5.次の問題に移る

 次の問題を解きましょう。1時間で4問が目安だと思います。

・印つきの問題は次の日、1週間後に見直す

 そして、重要なのがこまめな復習です。先ほど印をつけた問題を、次の日、そして1週間後に復習しましょう。時間は1問1~2分ほどで結構です。こまめに復習するのとしないのとでは定着率が桁違いです。侮ることなかれ。

授業の復習編

 次は、授業の復習として使う場合ですね。タイミングは、その授業の放課後でもいいですし、土日にまとめて解くのもいいですね。

 自分の好きなタイミングで解きましょう。ただし、あまり日を空けすぎると忘れてしまうので要注意です。

 基本的には「授業の予習編」と同じ要領で進めていってください。1.の教科書を読む、は無くて大丈夫です。

 印のつけた問題を見返すタイミングも同様に次の日、1週間後がいいと思います。

受験勉強のための復習編

 さて、受験勉強に取りかかる際(恐らく高2の冬~高3の春)、まずしないといけないのが基本問題の復習です。いくら授業の予習、復習、テスト勉強をしていてもある程度忘れてしまうものです。

 そんなとき、もう一度1問15分かけて復習している暇はありません。受験生の時間は有限ですからね。

 僕も正直そんな時間があまりなく、どうにか数ⅠA、ⅡBを最短で復習できないか、そう考えたときに思いついたのがこの方法です。

 僕はこの方法を使って、数ⅠA、ⅡBの復習を5日で終わらせました。まあ、長期休暇の宿題でこまめに復習していたこともあってですが笑

 さすがに5日は無理でも、これまでの積み重ねがある方ならおそらく1ヶ月ほどあれば余裕だと思います。

 くれぐれも、受験期までサボってきた人は真似しないでください...

1.問題を目で解く

 早速衝撃的な言葉が飛び出しました。目で解く、です。どういうことかというと、問題を見て、どう解くのかを瞬時にイメージするんです。

 時間にして30秒ほどです。細かい計算はしなくていいんです。ただ脳内で「ここに着目して、こうやって進めたら答えが出る」ということを考えてください。

 紙もいりません。速さだけを意識してください。1分かかったらアウトです。

2.ちゃんと解法を思いついたら次

 解説を見て、着目点、解答の流れが十分に再現できていたら次にいきましょう。スピード重視です。

3.思いつかなかったら付箋を貼って、解説を読む

 思い付かなかった場合、そのページに付箋を貼ってください。見返すときに分かりやすいです。そして、解説に目を通しましょう。

4.重要な着目点、論理展開に線を引く

 自分にどんな着目点が足りなかったのか、どういう解法の発想がなかったのか、解説を見たらすぐ分かると思います。見つけたら、重要な箇所に目立つ色で線を引きましょう。

 線は1問2本ほどにしてください。後で見返すときに分かりやすいからです。

5.次の問題へ

 ここまでできれば次の問題を進みましょう。20問ほど解いてみてもし6問以上間違えていればこの方法は向いていません。やめましょう。普通に復習しましょう。

6.1周したら、付箋の箇所をもう一度

 ⅠAが1周終われば、付箋を貼ってある箇所をもう一度解いていきましょう。このとき、付箋を貼っていたり、重要な箇所に線を引いていたことで、かなり効率よく進められると思います。

 復習は2周ほどしましょう。そして、またしばらく(3ヶ月ほど)してからもう一度やるといいかもしれません。

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まとめ

 ここまで、数学の基本問題を徹底的に身につけるための方法を解説しました。この方法が合わないなと感じた場合は参考にしなくて大丈夫です。

 ただ先述したとおり、方法と同じくらい、根気も大切です。めんどくさいという理由だけはやめてほしいなと思います。

 皆さんの根気を、正しい方法で合格に導きましょう。  以上、七瀬優希でした~

【塾なしで現役合格】高2のうちに最低限やっておきたい受験勉強

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 さて、「受験勉強は部活を引退してから」なんて甘いこと考えてませんか?断言します。絶対に間に合いません

 今回は、高2のうちに最低限やっておいてほしい勉強についてまとめました。ぜひ参考にしてください。

目次

高2でのスタートが肝心なわけ

 先ほど、部活を引退してからでは完全に手遅れだと断言しました。それについて、もう少し説明しておこうと思います。

 まず、もし部活を引退してから勉強を始めた場合を考えます。引退は早くて5月ですね。「じゃあ2月の受験まで9ヶ月くらい勉強できるなー」と思うかもしれません。しかし、それは甘すぎます

 まず、1月には共通テストがあります。なので、12月からはほとんどその対策で手一杯です。そして、共通テストが終わってからの1ヶ月はほぼ仕上げのようなものです。過去問をすることしかできません。

 このことを踏まえると、11月中にはある程度完成させておく必要があるんです。つまり、半年ですべての教科をある程度のレベルまで持って行かなければならないんです。

 半年で、英語、数学はもちろん、理系なら理科2科目、文系なら国語、社会2科目。これらを完成させるのは不可能に近いです。

 このことから分かるとおり、高2のうちに受験勉強をスタートさせるのは、合格する上での必要条件なんです

 ただ、高2のうちからがっつり勉強し始めると、途中で力尽きてしまします。それだけは何としても避けるべく、必要最低限の勉強だけをしましょう。

 じゃあ、どんなことを高2のうちにやっておけばいいのか。

高2でやっておきたいこと

 受験勉強において1番手間がかかる教科から手をつけていくのが当然ですよね。その教科はもちろん、数学、英語です。この二つは基本的に文理関係なく、必須科目だと思います。

 僕は、高2のうちに以下のことをすることで、高3の受験期に時間のゆとりが生まれ、序盤から物理や化学に十分な時間を注ぐことができました。

 今思い返すと、序盤から理科に手をつけられたのが僕の勝因だったと感じます。高3から受験勉強を始める人の多くは夏休み頃まで数学、英語に手一杯で理科、社会を後回しにしてしまします。

 理科、社会はそれぞれ理系、文系に大事な教科です。後回しになればなるほど、致命傷になります。

 皆さんも後回しにしないように、高2のうちから数学、英語の勉強を始めましょう。このスタートダッシュが合否を決定します。

 ただ、理科、社会を全くやらなくていいわけではありません。ちゃんと授業を聞き、ちゃんとテスト勉強をしましょう。この差も後々かなり響いてきます。

数学でやっておきたいこと(文理系)

 さて、文理共通でやっておいてほしいことがあります。それは、数ⅠA、ⅡBの基礎を完成させておくことです。

 「別に結構覚えてますけど?」と思ったあなた。甘いです。基礎を完成させるんです。だから、基本問題を見た瞬間に解法が浮かぶレベルを目指してください。

 基礎の完成には、チャート式かFocus Gold を使うのがおすすめです。ここに載ってる問題すべての解法を頭にたたき込んでください。

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数学でやっておきたいこと(理系)

 理系の方も、上記のことができていれば及第点なのですが、難関国公立レベルを目指すのであれば、もう1歩進みたいところ。

 数Ⅲの予習を開始しましょう。もし、学校のカリキュラムが分かっているのであれば、カリキュラムの後半からやっていきましょう。

 これには理由があります。数Ⅲの授業が完全に終わるのって夏休み前とか、長ければ12月頃です。これが終わってから応用問題演習を開始するのは少し遅い気がします。

 もし数ⅠA、ⅡBが終わればすぐ取りかかりましょう。

英語でやっておきたいこと(文理系)

 英語を完成させるまでの総勉強時間はおそらく2000時間くらいかかるのではないでしょうか。このうちの半分以上は英単語です。

 よって、高2のうちにやっておくべき最優先事項は、英単語を覚えることです。目標としては、単語帳に載っている意味(多義語も含む)の8割は覚えておきたいところです。

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 加えて、英文解釈の勉強もしていきましょう。英文解釈というのは、英文をまとまりごとに分割し、それぞれの役割を正しく判断することです。長文読解において、単語力と同様に重要な技術なので高3の長文演習地獄の前にやっておきましょう。

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「高2貯金」で得られる具体的な効果

 以上のことを高2のうちにしていると得られるアドバンテージを高2貯金と呼ぶことにします。高2貯金の破壊力抜群な例を僕の経験から紹介します。

 当時、僕が高3のとき、英語の授業で入試問題を扱っていて、予習の段階で全文理解しとけと言われていました。

 もし、高2貯金をしていなかった場合を考えます。当然入試問題なので、かなりの語彙力がないと1授業の予習で20回以上辞書を引く羽目になっていたでしょう。また、英文解釈力がなければ、全体のうち20%の英文の理解ができなかったと思います。

 事実、クラスメイトの必死さと言ったらかなりのものでした。読んでも読んでも分からない単語が出てきて、辞書を引く。単語が分かったとて、文の意味が分からない。

 見たところ、1授業の予習に1時間ほどかかっていたのではないでしょうか。これが週4回あるわけですから、かなりの勉強時間を奪われます。

 対して、僕には高2貯金がありました。英単語と英文解釈をある程度完成させていたので、辞書を2,3回引くだけで十分でしたし、理解できない文はほとんどありませんでした。

 僕の予習は10分ほどで済んでいました。何なら、授業中に説明していることの半分以上は事前に理解していたので、授業中に次の予習をするという暴挙にでていました笑 

 つまり、相対的に見れば、1週間あたり4時間の勉強時間が新たに確保できていたことになります。この時期の4時間はかなり大きい...

 これが高2貯金の具体的な効用例です。

まとめ

 このように高2のうちにスタートしておけば、高3の受験勉強において、大きなアドバンテージを獲得することができます。皆さんもぜひ、1日1時間から勉強をスタートさせてみましょう。

  以上、七瀬優希でした~