塾なしで京大現役合格した話

塾へ行かずに京大受験に挑み、見事現役合格しました。

成績を伸ばしたい人に捧ぐ、模試を復習する正しいやり方

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 さて、高校2年生から3年生にかけて、定期的に行われる模試。皆さん、まさか点数だけみて、一喜一憂して終了、、、なんてもったいないことしていませんよね?あなたが本当に成績を伸ばしたいのなら、絶対に復習するべきです。

 模試というのは、今までの勉強で何が足りなかったのかを測るためのものです。つまり、模試の復習は自分の勉強を見直し、何が足りなかったのか、どこが悪かったのか、それを理解する行為なのです。

 今回は、模試をどのように復習すればいいのか、それを4つの視点から説明していこうと思います。

目次

 

模試結果は宝の山

 模試の復習は、先ほども述べたように、自分の今までの勉強のどこがいけなかったのかを教えてくれるものです。

 普段からの時間圧力が足りなかった、苦手分野に気づかずほったらかしていた、普段の問題演習量が足りてなかった、、、、

 様々な問題点を知ることができます。しかし、ただボーッと模試結果を眺めているだけでは絶対に分かりません。では、どういったことをすればいいのでしょうか。

まず最初にすべきこと

 まず、模試結果が返ったきたとき、もしくは解答が配られたタイミングですべきことがあります。それは、

  • 落とした問題を「時間があれば解けた問題」「知識不足で解けなかった問題」に分ける

です。落とした問題というのは、解答したものの間違いだった問題時間が無くて解答できなかった問題です。これらをもう一度冷静に解いてみましょう。

 解いてみると、落とした問題を「時間があれば解けた問題」と「知識不足で解けなかった問題」の2つに分類できることに気づくと思います。

 前者には、計算ミスや読み違いなど、見直しをすれば防げたはずの問題も含めましょう。

 このように分類することは、模試結果を分析する上で非常に重要です。これをできていないのに分析しようとすると、本当の弱点を見逃してしまう可能性が出てきます。必ず、まず分類してください。

模試結果を分析するための着眼点4つ

 さて、分類が終わりました。早速模試結果を分析していきましょう。今回は分析する上で重要な4つの着眼点を紹介します。

1.解けたはずの問題をなぜ落としたのか

 解けたはずの問題を落としてしまった原因は様々あると思います。「そもそも時間が足りなかった」という以外に、「計算ミスをしてしまった」、「問題文を読み間違えていた」などがあります。

 このとき、ケアレスミスという一言で一括りにし、「次解くとき気をつければいい」などと軽く考えるのはやめてくださいケアレスミスは人生を狂わせます。

 同じケアレスミスでも、「移項時に符号をミスした」、「使う公式を間違えた」、「当てはまらないもの、という言葉に気づかなかった」など、一つ一つ言葉にしましょう。

 こうして言語化してあげることで、自分のミスの癖に気づきます。ケアレスミスという言葉で片付けず、しっかり分析しましょう。そうすることでのみ、ケアレスミスは減っていきます。

2.何が知識不足だったのか

 今の自分の力では知識不足で解けなかった問題がいくつかあると思います。社会などであれば、ただの用語不足などで片付けられますが、数学や英語はどうでしょう。

 確かに単語や公式を覚えているかどうかが原因の場合もあります。しかし、そういった暗記事項が原因でない場合が非常に厄介です。

 数学や英語は、問題演習でしか得られない知識、いわば経験値のようなものも必要です。基本問題は解けるけど、応用問題は解けない、という場合は経験値が足りていないんです。

 問題の解答、解説を見て、自分には暗記が足りなかったのか、それとも経験値が足りなかったのか、しっかり把握しましょう。

3.解くスピードは十分だったのか

 本番の入試で「時間があれば解けました」なんていう言い訳は通用しません。問題を解くスピードは、入試を勝ち抜く上で非常に重要な要素です。

 模試結果を見て、時間があれば解けた問題が複数あった場合は、どこで余計な時間を費やしてしまったのかを分析してみてください。

 解けない問題に悩みすぎてしまったのか、そもそも解くスピードが遅いのか、人それぞれの問題点をはっきりさせましょう!

4.戦略は正しかったのか

 ここまで分析してきて、知識が足りなくて解けなかった問題に手をつけて、時間を失ってしまった皆さん。戦略的に敗北しています...

 入試というのは、難しい問題をどれだけ解けるかの勝負ではありません。皆が解ける問題をどれだけ落とさないかの勝負です。

 つまり、まずは解ける問題から確実に解いていくのがセオリーなのです。この感覚を日頃の模試から意識しているかどうかが1年後の合否に関わります。

 自分の模試の分析結果を見て、「ここは苦手な分野だから後回しにするようにしよう」、「ややこしい問題で計算ミスをしがちだから、見直しする時間を少し取ろう」、「この分野は当たり外れが大きいから、3分くらいで無理なら撤退しよう」など、ここまでの分析結果から様々な戦略が考えられると思います。

 戦略は知識と同じ、ときにはそれ以上重要な場合があります。戦略を甘く見ず、自分に合った戦略を考えてみましょう。

最後に必ずすべきこと

 分析が終わっても、忘れずにやってほしいことがあります。それはノートに分析結果を記録するということです。

 僕も現役時代、「模試ノート」というものを一冊作っていました。そこに書く内容は、

  • 反省点
  • 改善策

の2つです。基本的に、分析結果を反省点として書き、これからの勉強すべきことや次の模試で気をつけるべきことと改善策として書きます。

 一応、日付と模試名も書いておくと見返すときに便利です。ぜひ皆さんも模試ノートを作ってみてください。

まとめ

 ここまで、模試を復習するときの正しい方法を書いてきました。模試というのは想像以上に多くのことが分かると気づいていただけましたか?

 ぜひみなさん真似してみてください。  以上、七瀬優希でした~