【塾なしで京大現役合格】フォーカスゴールド、チャート式の正しい使い方
こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。
大学受験生のバイブルである、フォーカスゴールド、チャート式。この2冊の完成度には正直脱帽です。この2冊に網羅性で勝る参考書は存在しないと思います。
しかし、この2冊のうちどちらかを完全に自分のものにするには、正しい使い方で、根気強く勉強しなくてはなりません。
今回はそんな2冊の正しい使い方を、用途別で紹介していこうと思います。
目次
2冊をこなす上で重要なこと
フォーカスゴールドもしくはチャート式、この2冊のうちどちらかを徹底的に身につけると、皆さんの数学力は飛躍的に向上します。
どの教科でもそうですが、基礎ができていないと入試問題なんてとても解けません。逆に基礎が徹底的に身についていると、案外簡単に解けてしまうものです。その基礎を身につけるのにぴったりなのがこの2冊なんです。
ちなみに僕は学校の関係でフォーカスゴールドを使ってました。正直どちらでも変わらないと思います。ただチャートの方が簡単らしいです。
しかし、この2冊の分量といったら、どの教科の参考書の倍以上です。間違った方法で使うと、必要以上に時間を使ってしまいます。
この2冊を完成させるのに必要なものが2つあります。それは、
- 正しい方法
- 根気
です。もちろん根気さえあればなんとかなるんですが、根気にも限界がありますよね。遠回りは挫折の原因になります。
根気と同じくらい、正しい方法で行うことがとても大切なんです。では、ここから正しい方法を解説していていきます。
2冊の正しい使い方
この2冊を勉強するタイミングは2分化されます。それは
- 授業の予習に使う
- 授業の復習に使う
です。予習で使うのは、数学が割と得意で自分一人で理解できる人におすすめです。自分でどんどん予習して、授業を復習に使うという方針です。
復習で使うのは、数学があまり得意ではなく、人に教えてもらって理解したいという人におすすめです。学校で基本的な知識を理解して、その復習がてら問題を解いていくという方針です。
そして、この両方のパターンの人にやるであろう、受験勉強のための復習についてもこの2冊が大活躍します。さすがに高1で学んだことを、高3になっても完璧に覚えている人はいませんからね。この方法も解説します。
授業の予習編
授業より早く高校数学を勉強したい人は数学好きに多いかもしれません。教科書や参考書を読んでちゃんと理解できる人はどんどん進めていきましょう。
1.教科書を読む
まず、教科書や参考書を読んでしっかり理解しましょう。分量はその日やる分だけで大丈夫です。
2.問題を3~5分で解く
教科書で理解できたら早速問題を解いていきましょう。ただ、教科書の内容が理解できたからといって問題がすぐ解けるわけではありません。分からない問題も半分くらいあると思います。正直分からなくて当然です。
分からない問題に悩んで時間をかけるのは非常にもったいないので、3分や5分考えて分からない問題は終了しましょう。
3.分からなかったものに印をつける
3~5分考えても分からなかった問題には印をつけておきましょう。後で復習するのに便利です。
4.解説を熟読する
ここが1番大切な作業です。たっぷり時間をかけましょう。解説を理解するときに注目してほしいポイントが2つ。
1つ目は、問題文のどこに着目すればよかったのかです。結構見逃しがちなのですが、解説の冒頭に「解法のポイント」みたいな感じで書かれています。
これがすごく重要なんです。応用問題を解くときに「問題のどこに着目すればいいか」を意識してほしいと以前の記事に書きましたが、それができるようになるには、「解法のポイント」に書かれているような知識が必要なんです。
意識して覚えるようにしてください。
もう1つ着目してほしいのは、論理展開です。数学において、論理というのは一番問われる箇所です。これは証明問題以外にも当てはまります。
例えば、A=BかつA=C、従ってB=C。みたいなことです。その問題の論理展開を意識して解説を確認してください。数学的思考のトレーニングにもなります。
この作業には10分以上かけて行うくらいのつもりでいましょう。
5.次の問題に移る
次の問題を解きましょう。1時間で4問が目安だと思います。
・印つきの問題は次の日、1週間後に見直す
そして、重要なのがこまめな復習です。先ほど印をつけた問題を、次の日、そして1週間後に復習しましょう。時間は1問1~2分ほどで結構です。こまめに復習するのとしないのとでは定着率が桁違いです。侮ることなかれ。
授業の復習編
次は、授業の復習として使う場合ですね。タイミングは、その授業の放課後でもいいですし、土日にまとめて解くのもいいですね。
自分の好きなタイミングで解きましょう。ただし、あまり日を空けすぎると忘れてしまうので要注意です。
基本的には「授業の予習編」と同じ要領で進めていってください。1.の教科書を読む、は無くて大丈夫です。
印のつけた問題を見返すタイミングも同様に次の日、1週間後がいいと思います。
受験勉強のための復習編
さて、受験勉強に取りかかる際(恐らく高2の冬~高3の春)、まずしないといけないのが基本問題の復習です。いくら授業の予習、復習、テスト勉強をしていてもある程度忘れてしまうものです。
そんなとき、もう一度1問15分かけて復習している暇はありません。受験生の時間は有限ですからね。
僕も正直そんな時間があまりなく、どうにか数ⅠA、ⅡBを最短で復習できないか、そう考えたときに思いついたのがこの方法です。
僕はこの方法を使って、数ⅠA、ⅡBの復習を5日で終わらせました。まあ、長期休暇の宿題でこまめに復習していたこともあってですが笑
さすがに5日は無理でも、これまでの積み重ねがある方ならおそらく1ヶ月ほどあれば余裕だと思います。
くれぐれも、受験期までサボってきた人は真似しないでください...
1.問題を目で解く
早速衝撃的な言葉が飛び出しました。目で解く、です。どういうことかというと、問題を見て、どう解くのかを瞬時にイメージするんです。
時間にして30秒ほどです。細かい計算はしなくていいんです。ただ脳内で「ここに着目して、こうやって進めたら答えが出る」ということを考えてください。
紙もいりません。速さだけを意識してください。1分かかったらアウトです。
2.ちゃんと解法を思いついたら次
解説を見て、着目点、解答の流れが十分に再現できていたら次にいきましょう。スピード重視です。
3.思いつかなかったら付箋を貼って、解説を読む
思い付かなかった場合、そのページに付箋を貼ってください。見返すときに分かりやすいです。そして、解説に目を通しましょう。
4.重要な着目点、論理展開に線を引く
自分にどんな着目点が足りなかったのか、どういう解法の発想がなかったのか、解説を見たらすぐ分かると思います。見つけたら、重要な箇所に目立つ色で線を引きましょう。
線は1問2本ほどにしてください。後で見返すときに分かりやすいからです。
5.次の問題へ
ここまでできれば次の問題を進みましょう。20問ほど解いてみてもし6問以上間違えていればこの方法は向いていません。やめましょう。普通に復習しましょう。
6.1周したら、付箋の箇所をもう一度
ⅠAが1周終われば、付箋を貼ってある箇所をもう一度解いていきましょう。このとき、付箋を貼っていたり、重要な箇所に線を引いていたことで、かなり効率よく進められると思います。
復習は2周ほどしましょう。そして、またしばらく(3ヶ月ほど)してからもう一度やるといいかもしれません。
まとめ
ここまで、数学の基本問題を徹底的に身につけるための方法を解説しました。この方法が合わないなと感じた場合は参考にしなくて大丈夫です。
ただ先述したとおり、方法と同じくらい、根気も大切です。めんどくさいという理由だけはやめてほしいなと思います。
皆さんの根気を、正しい方法で合格に導きましょう。 以上、七瀬優希でした~