塾なしで京大現役合格した話

塾へ行かずに京大受験に挑み、見事現役合格しました。

【なぜ勉強するのか】10年以上勉強して分かった、勉強する理由(教科別)

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 「勉強ってめんどくさいなぁ」「なんでこんなこと勉強しなきゃいけないんだよ」なんて思ったことありますよね。

 ぼくもかつてはそうでした。まぁ英語は勉強しなきゃいけないのは何となくわかる。でも、数学は?「微分とか積分できなくても生きていけますけど?」学生の定番の台詞ですよね。

 他にも、物理、化学、国語、地理、歴史、、、どの教科にもそういった不満が爆発しがちですよね。

 「将来何の役に立つの?」

 結論から言います。現代の若者のほとんどにとって、将来絶対役に立ちます。一部の例外、本当に特殊な生活をする人を除いて、必ずどの教科も勉強する意味があります。

 今回は、若者はなぜ勉強しなくてはいけないのか、それを教科別に紹介してみようと思います。

目次

 

将来に必要なものって何なのか?

 そもそも将来にむけて身につけておくべきことって何でしょう。これは人それぞれいろんな意見があるかと思います。

 しかし突き詰めていくと、2つのものにたどり着きます。それは思考力知識です。

 思考力は、何か問題にぶつかったときに解決する力です。将来、親の助けを借りずに生きていく際、様々な困難に直面します。それを解決するには思考力が重要なんです。

 例えば、「昼はおにぎりがいいか、サンドイッチがいいか」というしょうもない迷いが生じたとします。

 思考力がない人は、悩みに悩んだ末、「どちらにしようかな、、」という古典的な選択方法に頼るか、親に電話するという結論に至ります。

 でも、思考力があれば、「今日の午後はプレゼンがあるから海苔は控えよう」「サンドイッチはおにぎりより1.5倍高いから、サンドイッチは3日に1回くらいの方がいいな」など、他にも様々な合理的結論を見いだすことができます。

 そして知識も重要です。「今の時代、何でもネットで調べられるんだよ?」なんて思うかもしれません。しかし、「調べたら分かる」と「既に分かっている」には大きな違いがあります。

 例えば、「日本人がフィジー人と仲良くなるにはどうしたらいいのか?」という問題にぶつかったとします。こんなの調べようがありませんし、考えようもない。

 でも、フィジーが赤道直下にあること、その地域の気候、発展度、文化、風習などを知っていれば、何かしらの結論にたどれつけそうじゃないですか?

 この例はかなり極端ではありますが、このくらい「調べたら分かる」と「知っている」には違いがあるんです。

 ここからは、思考力、知識の2つが人生に必要であるということを念頭において、教科別の勉強意義を考えてみましょう。

教科別の勉強意義

 英語は他の教科に比べて明確なので省略します。

数学

1.思考の次元が変わる

 数学を勉強すると、明らかに思考の質が変わります。数学的思考というものですね。この数学的思考が非常に重要なんです。なぜなら、この世のすべての問題は数学によるアプローチが可能だからです

 「従業員を1人増やすべきか否か」「日銀が金利を上げたけど、株価や円はどうなるんだろう」「ここ数年の生産状況からすると来年はどのくらい生産できるんだろう」など、様々なジャンルにおいて数学的思考は役に立つんです。

2.脳機能の向上

 高校数学のような難しい分野を学ぶ意義はもう一つあります。それは脳機能を後天的に優れたものにするためです。

 記憶力、思考力というのはもちろん生まれつき差があります。しかし、脳の構造というのはたったの3ヶ月でも変化するんです。そして、その変化しやすさのピークが20~24才だと言われています。

 つまり、難しい内容を10代のうちに学ぶことには、「生まれつきの脳機能の優劣差を縮める」という意義があるんです。

 これが数Ⅲなどの一見無意味そうな高等分野を学ぶ理由なんですね。

理科

 さて、理科の学習にはどんな意味があるんでしょうか。それは、現代文明の基礎を知るという大きな意味があります。

 物理はスマホ、PCなどの電子機器を作る、扱うには必須です。また、パイロットや駅員などの運転手も何気に物理を使っています。国家試験に物理の問題が出ます笑

 化学、生物は先端科学であるバイオテクノロジーの基礎です。バイオテクノロジーは現在ITと同じくらいアツい分野で、これから様々な企業も参入してきます。

 ちなみに僕はバイオテクノロジーを専攻しているんですが、これから先のバイオの将来が無限大過ぎてわくわくしています。

 この3つを知っているだけで将来どんな職業につけるかの選択肢が大幅に広がります。プログラミングとおなじくらいかそれ以上かもしれません。

 職業だけではありません。

 理科を知っていれば、様々な予測が働きます。「遠心力は速度の二乗に比例、半径に反比例するから減速しなきゃ」「静止摩擦力より動摩擦力の方が小さいから動かし続けた方がいい」「石けんはミセルを形成するからこの汚れには使えるな」「皮膚はアポトーシスで死んでるからウイルス感染しない」

 小さいことのように感じるかもしれませんが、身近に潜む危険を回避することには一番使えると思います。役にはちゃんと立つんです。

国語

1.概念を学ぶ

 現代文や古文から言葉を知りますよね。すると同時に概念を学ぶことになるんです。

 例えば「パラダイム」という言葉を知ると、同時にその概念(論理的枠組み)も自分の中に新たに生まれます。

 すると、それまで全くパラダイムなんて気にも止めていなかったのが、その概念を保持することにより、急に知覚できるようになるんです。「あ、今パラダイムがシフトしたんだ」みたいにそれまで気づけなかったことに気づけるんです。

 説明が難しいですね。分かりやすい例だと、普段何気なく食べているパンでも「米粉パン」という言葉を知ると、その瞬間から米粉パンを認識できるようになりますよね。

 それと同じようなことが、より抽象的で根本的な概念知覚に関して起きるんです。

 この国語でしか学ばないような「パラダイム」「アイデンティティ」「可逆」などの言葉から大切な概念を学ぶことは非常に重要なんです。

2.数学とは別の思考法の獲得

 また、現代文の論理展開は数学とは別物です。その現代文的な思考法も同様に習得する意義があります。

 例えば、二項対立という、2つのものを同じ要素に分解してそれぞれを比べるという比較法は、物事を考える上で非常に重要です。

 このように、現代文を学習するとものの見方の幅が広がるという効果があります。見方が狭い大人もわんさかいますがね。

社会

 社会は、5教科の中で一番重要な一般教養と言っても過言ではありません。1人の人間として大切な知識がぎっしりです。

 地理を知れば、そもそも国同士は全く違うのだから、多様な見方があって当然だと理解できます。

 歴史を学べば、過去の失敗から「自分はどうすべきなのか」と考えるきっかけが生まれます。

 倫理を学べば、「人間としての正しさって何なのか」という問いの1つの答えを知ることができます。

 政治経済を学べば、世の中の仕組みを知ることができます。

 これらの知識は、より幸せに生きていきたいなら必ず身につけておくべき教養です。覚えるのは確かに大変ですが、誰も教えてくれないような大切なことが学べます。

まとめ

 ここまで、教科別に勉強する理由に対する僕なりの考えを紹介してきました。もしかしたら釈然としないかもしれません。

 納得できない方は、なおさら勉強しないと分からないかもしれません。勉強する意味なんて勉強してきた人にしか分からないのですから。

  以上、七瀬優希でした~