塾なしで京大現役合格した話

塾へ行かずに京大受験に挑み、見事現役合格しました。

【体験談】塾なしで国公立受験を成功させるために大切な4つのこと

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

taro12121313.hatenablog.com

  前回、こんな記事を書きました。僕も塾へ行かずに京大受験に挑みました。この経験から、塾へ行かない方がむしろ効率がいいと確信しました。

 しかし、言い忘れていたことがあります。それは、塾なしで大学受験に挑む際、必ずしなければならないことが4つある、ということです。

 これから紹介する4つをしなかった場合、おそらく大学受験の成功率は半減します。もし塾なしで大学受験に挑もうとしているなら、必ずこの記事を読んでください。

目次

必ずしないといけない3つのこと

 さて、実際に皆さんは何をすればいいのか。それは、自分の現状→志望校合格までのロードマップ作成です。

 もしこれをしなかった場合、本当は勉強すべきことができていなかったり、逆に勉強しなくていいことに時間を割いてしまったりします。

 これでは志望校合格など不可能です。本格的に受験勉強を開始する前に、自分が最短距離で合格をつかみ取るには、何が必要で、何が不要なのかを把握して、それを元に年間計画を立てる必要があるんです。

 この、合格までの年間計画、いわばロードマップは本来塾が作ってくれるものです。これを僕らは自分で作らなくてはならないんです。

 これが少し難しい...なので、ロードマップ作成は全教科の基礎がある程度身についている状態で臨むことをおすすめします。

 順序としては、志望校の位置を把握→道のりを設定→障害の把握→計画の作成、という順序で進むのが一番いいですね。

 これを上手く作れれば、半分合格したようなものです。そのくらいのつもりで綿密に、入念に作成しましょう。

1.過去問を解く

 まずは志望校がどのくらい高い位置にあるのかを確認しましょう。何をすればいいのか。それは「過去問を解いてみる」です。

 「早すぎない?」いいえ、早すぎることはありません。実際、僕も高2の3月に過去問を1年分解いてみることにしました。

 そもそも僕の中では、定期テストをそこら辺の山だと考えた場合、京大入試はヒマラヤ山脈のように険しいというイメージを持っていました。

 正直、志望校を変えようとさえ思っていました。

 しかし、高2の3月、定期テスト対策や普段の自習により基礎に自信ができた頃、ふと前年度の過去問を解いてみることにしました。(春休みで暇だった)

 驚愕でした。ヒマラヤ山脈だと思っていた京大入試は、実は富士山くらいだったからです。山に霧がかかっていて全体が把握できないことにより、恐怖だけが肥大化していたようです。

 もちろん、富士山も大変です。でも、正確に把握できたことは僕にとって何よりも大きい収穫でした。

 皆さんも基礎がある程度できた場合、是非過去問を解いてみてください。時間がかかってもかまいません。全部解けなくても結構。

 志望校との距離を肌で感じることが大切なんです。そして、モチベーションは爆上がりします。

 解き終わったら解説を読みましょう。解説を読んでみて理解できるなら、確実に解けるようになります。履修済みの範囲でも理解できなかった際、大丈夫です。これから解けるように勉強すればいいんです。

 ここまでできれば、自分が挑もうとしている山がどのくらい標高が高いのか、かなり正確に分かるはずです。

2.目標点の設定

 次に目標点を設定しましょう。「早すぎない?」いいえ、ベストタイミングです。

 目標点を設定することには、これからどの教科を主軸に戦っていくのかこの教科は他の教科に比べてどれくらい勉強すべきなのか、を実感するという意図があるんです。

 過去問を解いてみて、「この教科は結構稼げそう!」「あの教科はちょっと厳しいかも..」と感じたそのときにぜひ目標点を設定しましょう。

 目標点の設定には、実際の受験生の「合格平均点」「合格最低点」を参考にしてください。このデータは赤本であったり、ネットでも容易に確認できます。

 教科ごとに「数学は割といけそうだから7割半くらいにしよう」「物理は苦手だから6割くらいかな」「英語は安定しやすし簡単だから8割くらいかな」みたいな感じで決めていきましょう。

 このとき、設定した合格点が「合格最低点」のデータより20点ほど高くなるように微調整を加えてください。あくまでも「合格最低点」基準で結構です。

 「目標低くね?」と思いましたか?別に目標を高く持つのは結構なのですが、目標点はいわばノルマのようなものです。「絶対これは上回らないといけない」という目標の方が分かりやすいと思います。

 得意不得意、簡単難問、安定不安定(ちなみに国英社化は安定、数物は不安定)などを考慮し現実的な目標点を設定しましょう。

3.やるべきこと、しなくていいことを把握する

 さて、計画を立てる前にもう一つ、しなくてはいけない勉強としなくていい勉強を把握しましょう。これも過去問から判断しましょう。

 例えば英語。「単語はシス単レベルか、知らなくても大丈夫なやつばっか」だと思ったなら「単語はシス単さえやればいい」ということが分かります。

 また、「長文の単語数は意外と少ないな」と感じたなら、「速読力は不要」と考えましょう。

 もう一つ、化学を例に。「学校では習わないような内容がちょっと出る」ことがわかったとします。

 このとき、もしこれを解けなかったら合格は難しいのであれば「発展的な内容も学べる参考書を勉強しよう」と考えればいいですね。

 逆に、これを解けなくても別に支障はないというのであれば、「発展的なことは別に必要なし」と考えればいいですね。

 このように、目標点なども考慮しながら決めていきましょう。

4.余裕をもった年間計画を立てる

 さて、最後です。計画を立てましょう。ここでの「余裕をもった」とは、詰め詰めを避けるという意味に加えて、なるべく前倒しで立てるという意味もあります。

 「なぜ前倒しなのか」それは受験の途中で「思ったよりこの問題集に時間がかかるな」であったり、「この問題集もやっておいたほうがいいな」ということが絶対あるからです。

 もし余裕のない計画を立てていた場合、そういった軌道修正がしづらく、入試前に敗北確定を食らってしまいます。気をつけましょう。

 計画を立てる順序も少し詳しく紹介しておきます。

1.使うべき参考書、問題集を決定

 まず、使用する参考書、問題集を決めましょう。これは先ほど把握した「すべきこと、しなくていいこと」を元に考えましょう。

 またどういった参考書がいいか分からない人も多いと思います。その人には2つの選択肢があります。

 1つ目は、実際に大きな書店に行く。実際に開いてみて、どんな内容が書いてあるのか、わかりやすいか、解説の量などから決められます。

 2つ目は、ネットを参考にする。今の時代、教科や志望校を加えて検索するだけでおすすめの参考書などを紹介してくれているサイトが山ほどあります。

 これらのサイトを最低5つ以上見て決めるのもいいと思います。僕はこの方法でほとんど決めました。結果は9割方成功といった感じです。

 注意点としては、書いている人が実際に使っているものを紹介しているサイトを参考にするということです。中には、他サイトを適当に引用したようなものも存在するので気をつけてください。

 ちなみに僕のサイトでも紹介しています。

taro12121313.hatenablog.com

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 参考書や問題集があまり多過ぎにならないように気をつけてください。特に問題集は過去問や基本問題集を除いて、2冊までがベストです。

2.1冊にどのくらいかかるのか計算する

 問題集の話です。1冊に何問あるのか。解説理解も込みで1問あたりどのくらいかかるのか。などから計算しましょう。

 (時間/1問)×(問題数)×3 くらいがいいと思います。なぜ×3をするのかは以下の記事を参考にしてください。復習の時間です。

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3.期間あたりの勉強時間をふまえつつ、使用期間、タイミングを決定する

 問題集1冊にかかる時間がだいたい分かれば、最後に「何月から何月の間に終わらせる」ということを決めましょう。

 このとき、その期間中の総勉強時間を考えて組みましょう。

 例えば、部活引退前は平日2時間、土日3時間勉強するなら1週間で16時間、1ヶ月(4週で計算)で64時間勉強できることが分かります。

 また、夏休みは1日8時間、30日あるから計240時間ですね。

 こういった感じで、「自分はこの期間~時間勉強するから、この3冊くらいを同時に終わらせられそうだな」と決めていきましょう。

 おすすめとしては、部活引退前は数学、英語に専念、引退後から理社を加えていくという流れが計画を立てやすいかと思います。

おまけ.10月中には終わらせるように計画を立てよう

 計画を立てる際、気をつけてほしいことがあります。それは、10月中に終わらせるように組み立てる、ということです。

 人にもよるのですが、12月からは共通テスト対策にほぼ専念しなくてはなりません。またその前の11月には「志望校別模試」が河合、駿台であり、ある程度2次試験対策を完成させてから臨んでほしいんです。

 そのため、できれば10月中に2次対策を終わるような計画を立ててほしいんです。こうすれば、多少計画を修正しても十分入試に間に合うはずです。

 ちなみに僕は9月中に終わる計画を立てていましたが、8月の京大模試をきっかけに大きく軌道修正をしました。

 前倒しにしていたおかげでちょうど11月にピークをもってこれ、いい前哨戦になりました。前倒しの効果です。

まとめ

 ここまで、塾なしで大学受験をする人が、本格的に勉強を開始する前にしなくてはいけないことを紹介しました。

 計画を立てることと同じくらい、軌道を修正することも大事です。定期的に現状を見直し、修正を加えていってください。

  以上、七瀬優希でした~