【国公立受験の明暗】本当に正しい赤本の使い方【意外と知らない!?】
こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。
「赤本を制する者は、受験を制す」。皆さんご存じでしたか?もちろん、普段の勉強もとても大切ですが、最後の明暗を分けるのは「赤本をどう使ったか」です。
例えば、共通テスト後に志望校を変えると合格率は大幅に低下します。ランクを下げてもです。それはなぜなのか。
赤本の対策をするのに間に合わないからです。皆さんが思っている以上に、赤本を徹底的にやりこめるかどうかが非常に重要なんです。
しかし、ただ赤本をひたすら繰り返すだけでは不十分で非効率です。
そこで今回は赤本の正しい使い方について紹介しようと思います。
目次
赤本を解く2つの目的
さて、さっそく赤本を解いていきたいところですが、最初に赤本を解く目的について知っておきましょう。何かを勉強する際、目的を意識できているかどうかは結果に響きます。
目的を意識する癖をつけることは社会人になっても必要なことです。
1.本番演習
1つ目はもちろん本番演習です。入試は1発勝負。その1回で自分の実力を100%引き出さなくてはいけません。
そのためには本番に慣れておく必要がありますよね。赤本を「本番」だと思って、1回1回真剣にやりましょう。
そして、解いた後にしっかり反省することも非常に重要ですね。
2.過去問の分析
2つ目は、過去問を分析することです。
過去問というのは、それぞれの大学の癖(傾向)が非常に強く出ている問題の集まりです。それまでどんなに多くの問題を解いてきていても、初見では意外と苦戦してしまうのは、この癖が原因です。
問題の難易度は年によってバラバラです。しかし、癖は毎年共通しているんです。その癖を過去問の分析で見極めることが合格に直結しているということを知っておきましょう。
赤本を解く手順
先ほど、闇雲に問題を解いても効果が薄いと書きました。上の2つの目的を見失っているからです。
これからこの2つの目的を意識した正しい手順を紹介します。
ちなみに、過去問ノートを作ることがおすすめです。年度ごとに分析した内容や思ったことをまとめておくと、見返しやすくなります。
1.目標、意識の設定
まず過去問を解く前に、「前回までのどういった課題を克服することを目標にするのか」「どんなことを意識して解き進めるのか」を明確にしましょう。
赤本の目的である「本番演習」をただ繰り返すだけでは何も前に進みませんよね。1回ごとに進化しないと意味がありません。
その1回1回の演習で十分成長するには、まず目標と、解いている際の意識を設定することが大切なんです。必ずしましょう。
2.解く
先ほど決めたことを意識して問題を解きましょう。このときしっかり時間を計って、見直しまで行ってください。
本番のつもりで、「残り時間をどの問題に費やすのか」「どこを最後に見直すべきなのか」「どの問題が難問で、どれが簡単なのか」ということを考え、そのとき可能な最高得点を取りにいくことが大切です。
どの問題に何分かけたのか、どういう順序で解いたのかをメモしておくと後々の作業で便利です。
そして、時間内に解けなかった問題は、終了後にもう一度解いてみてください。1問も無駄にしてはいけません。
3.答え合わせ
さて、問題を解き終えたら答え合わせをしましょう。しっかり解説を読んで、解答の流れが間違っていないかも丁寧に確認してください。
アバウトでもいいので(時間内での)点数まで出しておくことが重要です。それを資料の合格最低点などと照らし合わせて、現時点での実力を把握することができます。
4.反省
ここからが意外とできていないことです。まず、自分の解き進め方を反省しましょう。何事も反省しないと成長しません。
ここで注目してほしいのが、時間の使い方、問題を解く順序、簡単な問題を落としていなかったか、です。
この3点から自分の解き進め方を見て、良かったところ、悪かったところ、改善策を過去問ノートなどにまとめましょう。
特に、自分が取れるはずだった問題を確実に取るにはどうするべきだったのかをしっかり考えてください。本番での失敗を減らせます。
5.分からなかった問題の分析
分からなかった問題を丁寧に分析しましょう。このとき解説を見ながら、自分に足りなかった「着眼点」「頭の使い方」が何だったのかを探してください。
実は、その「着眼点」「頭の使い方」に各大学の癖が詰まっているんです。つまり、この2つを分析できれば、どんどん解けるようになっていくんです。
もちろん基礎があってのことです。その問題がもし苦手分野によるものなら、すぐにその分野の基礎を復習してください。
6.これからすべきことを考える
さいごに、ここまでの分析で分かったことから、これからどんなことをすればいいのかを考えましょう。
課題は人それぞれです。
「時間内に解く」が課題なら、早く解く意識を普段から徹底しましょう。
「難問に手を出してしまう」なら、普段の問題でも、「これは自分に解けるのか」「どのくらい時間がかかりそうか」などを考える癖をつけましょう。
このように、普段の勉強でどんなことをすべきなのかを決めるとより成長できます。
まとめ
ここまで、赤本をどうやって使うのが正しいのかを紹介してきました。この方法は、社会人がよく用いる「PDCAサイクル」を元にしています。
計画→実行→評価→改善の流れを意識して、赤本を他人の数倍以上の効率で血肉に変えましょう。
以上、七瀬優希でした~