塾なしで京大現役合格した話

塾へ行かずに京大受験に挑み、見事現役合格しました。

【塾なしで現役合格した京大生が教えます】正しい問題集の使い方

 こんにちは!開いていただきありがとうございます。塾や予備校へ行かずに京大現役合格しました、ユウキです。このブログでは、塾や予備校へ行かずとも皆さんが志望校に合格するためのすべてを紹介しています。ぜひお読みください。

 さて、皆さん、問題集を1度解いた後ほったらかしにしていませんか?非常にもったいないです!

 問題集から得られる力を100だとしたら、1度解いただけでは30ほどしか身についていません。しかも残りの70こそがあなたの合否を左右する大切な知識なんです。

 今回は、その残りの70をしっかりと身につけるための方法をお伝えします!

目次

 1冊の問題集から最大限の力をつける

 たまに次から次に問題集を買って、ひたすら問題を解きまくっている人を見かけます。しかし、それで得られるものは達成感だけです。肝心の成長にはほとんどつながっていません。

 この世に1度解説を読んだだけで、完全に解き方を理解して二度と忘れないような人はそういません。大抵の場合、分かったつもりになるだけですぐに忘れます。

 実際、僕も1周目では絶対に覚えられませんし、恐らく大京大に受かった人の9割ほどはそうだと思います。

 じゃあ、彼らが一体どうやって賢くなっていったのか。それは、間違えた問題を何度も繰り返していたんです。間違えた問題を、完全に「解き方」を覚えるまで何度も何度も...

 これから紹介する方法は、繰り返すことで、分かったつもりを防ぎ、しっかりと解き方を身につけることに重点を置いたものです。決して楽な方法ではないことを先に言っておきます...

 

具体的な使い方

 では、具体的な方法を見ていきましょう。正直結構しんどいです。でも効果は絶大で、かえって効率が一番いい方法です。急がば回れ、というやつです。

1.まず1回解いてみる

 1周目は、「解ける」と「解けない」を振り分けるためのものです。解いてみて分からないものは、3分ほどで諦めてもらって結構です。

 解いたあと、答え合わせをして、解説を確認しましょう。

2.問題の横に記号をつける

 次に、解いた問題を「解けた!」、「解けたけど偶然感が強い...」、「解けなかった...」の3つに分け、それぞれの問題の横に、☓、△、○、を記入してください。

 注意してほしいのは、解けた問題を☓にすることです。この☓は「完了」を意味するものです。

 ここまでの作業を大体1週間ほどしてください。もし100問ほど解いた場合、恐らく60~90問が○や△になっていると思います。ショックですよね。

 でも、多ければ多いほどあなたがこの問題集で成長できる証拠です!

3.○、△の問題を解く

 さて、1週間かけて問題をふるいにかけました。ここからが本番です。○、△の問題を再び解きましょう。そして、解けた場合は記号に斜線を引いてください。解けなかった場合は、しっかり解説を読んで、どういうところに着目すべきだったかなどを考えましょう。

 恐らく、ここでもほとんど斜線を引くことはできないでしょう...しかし「こんなもんか」と切り替えましょう。くれぐれも挫折しないように。

 この要領で2周目を終わらせてしまいましょう。解けない問題ばかりでも気にしない!

4.○、△、の問題を解く

 さて、3周目です。ここでもやはり☓以外の問題をすべて解きます。そして、解けた問題に斜線を再び引きましょう。

 このとき、おそらく○や△に、☓が重なった記号が現れると思います。ここでその問題は終了になります!その問題はあなたの力になりました。

 ただ、ほとんどが斜線0~1本のはずです...しっかり解き方を覚えていきましょう。

5.○、△、がなくなるまで繰り返す

 4周目からはただひたすら、☓になるまで繰り返していきます。忘れる→覚えるを繰り返して長期記憶を獲得しましょう

 何度も何度も心が折れると思います。僕も現役時代、ほとんど5周以上かかっていて、苦戦した問題では8周かかったものもあります(物理の重要問題集)。

 しかし、諦めず最後までやり遂げると、世界が変わって見えました。僕は「物理の重要問題集」以降、他の問題集をしていません。それでも、物理においては、学校で出される応用問題はほとんど解けていましたし、模試では苦汁を飲んだ記憶がありません。

 この方法をちゃんと実践していれば、努力や苦労は報われます。途中で絶対諦めないで!

注意事項

 注意してほしいことがあります。それは「答え」を覚えてしまうということです。やはり、何度も繰り返していくと答えを覚えてしまうことがあります。

 でも、あくまで「解き方」を覚えていたかどうかで斜線を引いてください。答えを覚えてしまっても意味はありませんが、解き方は役に立ちます。

 是非このことを念頭において問題集を解きましょう。

効率を爆上げする小技3選

 ここで、最小限の努力で済ませるための小技(効果抜群)を紹介します。

・前日間違えた問題をおさらい

 これだけで全然違います.一問1分ほどでかまいません。勉強のはじめに、前日解けなかった問題の解法をおさらいしましょう。

 こまめな復習は記憶の定着に効果絶大です。めんどくさいかもしれませんが、こころがけてみてください。

・解法を抽象化する

 「解き方」を覚えることは口を酸っぱくして言ってきましたが、余裕のある方はさらに汎用可能な知識に昇華させましょう。

 解法を抽象化させるんです。抽象化のメリットは、覚えた解法をより多くの初見問題に応用することができる点です。格言のようなものですね。

 少し難しいかもしれませんが、ぜひやってみてください。実戦に強くなります!

・暗記事項をふせんに書く

 問題を解いていて現れるのが、暗記事項です。特に化学や社会、古文、英語などの暗記が必要となる科目の問題集からは膨大な量の暗記事項が出現します。

 これらをちょっとした時間にうまく覚えられないかと考え、思いついた方法がこれです。出てきた暗記事項を少し大きめ(縦4センチ、横8センチくらい)の付箋に書いて、机の端に貼っていってください。

 そして、一枚貼るごとに、今まで貼ったものを見返してください。こうすると、定期的なちょっとした時間の積み重ねで、暗記をすることができるんです。

taro12121313.hatenablog.com

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まとめ

 今回は問題集の正しい使い方を紹介しました。この方法はかなり自分でも自信があるのですが、もし少し不便を感じるのであれば自分なりに改良するのもいいと思います。

 ぜひ自分に合った方法を見つけてみてください!  以上、七瀬優希でした~